2019冬 南東北いきかえりの旅 Day3-③ おとぎの宿 米屋① パブリック編

この日のお宿はおとぎの宿 米屋さん。

福島の旅館|おとぎの宿 米屋(福島県須賀川温泉)【公式HP】
事前に送られてきたパンフレットには以前は日帰り入浴、宴会客を受け入れていてその時は大変だったとか書いてありましたが、何もそういうものが悪みたいに言わなくても(しかも別に強制されてやっていたわけではないのだから)、と少々思いつつ向かいました。
まぁその事前に感じた違和感は見事に適中する訳ですが。
というワケで今回、愚痴が多いです(;^ω^)

建物を見ましてもなるほど宴会受け入れてたんだなぁとわかる造り。
到着時、私の車の前に1台、ほぼ同時に到着したのですが男性スタッフが当然先に到着したその車に荷物を引き受けに歩み寄っていらっしゃいましたがこちらの車には誰も来ず。
まぁウチは過剰な接待とか苦手な方なんでむしろいいんですけど、高級宿ゆえのサービスを期待している方にとっては肩透かしかもしれませんね。
"たまたま"同時に2組の客が来た、ってチェックイン開始時刻の15:00頃に伺っているワケですから普通に考えられるシチュエーションで、そこにひとりしか係を置いていないのであればそれは宿の怠慢です。

中途半端に高い宿で女子ウケがいいという、この宿は完全に自分でわかっていた外れの要素しかない。なるほどなぁ。

看板は可愛らしい。
さすが徹底的に女子向けのお宿でございます。

が、玄関ど真ん中に灰皿。
女子受け狙うならこれはいけないなぁ。
もう少し見えないところに配置された方がいいと思います。
ってか喫煙する人にとってもここはいかがなもんだろう?
もういっそ一切禁煙でいいんじゃないですかね?

玄関には立派なお花が。
その裏がフロントというかスタッフのスペースなんですがどうにもいつもこの辺がザワザワしているというか。
わりと聞こえる声量で雑談していらっしゃるのは高級旅館とは言えませんね。

の、脇にはなにやら可愛らしいものが。
おとぎ要素もないしうーむ。

ま、ロビーのソファにつくとおしぼりと

お茶請け菓子
クルミとドライ無花果だったかな?

ウェルカムドリンクはスパークリングワイン。
最近、当たり前のようにどこもこれをやるけど、正直言うとウチはスパークリングそんなに好きじゃないんですよね。
思考停止に陥らないで他のドリンクも選択肢に入れてみては?(お茶とコーヒーだったかな?ソフトドリンクは選択肢にありましたが、アルコールは泡呑ませときゃいいんでしょ?というのがいかがなものかというワケです)
例えばビールの方がいい人もいるかもしれないし、だいぶ後に後述する瀧波さんなんかは日本酒でオリジナリティを出されていました。

そのロビーはこんな感じで「あぁ往年の昭和の旅館」感。
左を向くとその頃のバーカウンターのようなところがあり、そこを利用してドリンクを出されていました。

まぁグダグダ言うのはとりあえずそこまでにして(しない)。
今回のお宿は「離れ おとぎの里」。
通常は離れの方がお高い部屋になることが多いと思うのですが、こちらのお宿はこの離れが一番安い設定。
今回は、「美味しいと言われている宿の料理を堪能する」が目的なので、部屋はどこでもいちばん安い部屋をチョイスしております。
(しかし恐ろしい散財をしてしまったことに変わりはありませんが(;´Д`))

全体レイアウトはこんな感じ

さてこの廊下を延々50mぐらいはあるのかな?歩いて離れへ。
事前に「この廊下が寒すぎてとても大浴場に行く気になれなかった」なんていう冬の滞在レビューを読んでいたのでどうかと思っていたのですが。

こんなストーブが3台、たぶん増設されたのでしょう。
1月の雪の須賀川でも特に問題ありませんでした。
確かにストーブがなければ隙間風が吹き込むところもあるので寒いだろうなぁ。

突き当りにはベンチが。
もう着いてから休憩もないでしょうに。
この右側、外と吹き抜けてるんで寒いですしね。

傍らにはなんか顔みたいに描かれた石。
お、おとぎェ...

で、その先には階段を数段降りて離れの入り口。
ここが左右吹き抜けてるんで寒いんですよね。

そして中に入ると写真は撮り忘れましたが、部屋ごとの下足箱があります。
そこも鍵が掛けられるので取り違えられる心配もなし。
そして草履も備えられているので滞在中はそちらで移動。
まあなんつか、イチイチ履物履くのは不便だわね。

入って左側には特に火が灯るわけでもない暖炉のある



リラクゼーションスペースが。
特にドリンクがあるワケでもないのでそれなら部屋で寛ぎますわな。

で、お部屋がずらっと11室。
見てわかるようにドアがチープな造りなので廊下の話声は筒抜けですわよ(逆に言うと部屋の音も筒抜け)。

さてうってかわって本館の方、食事場所のあたりにあるリラクゼーションスペース。
こちらも火は灯りません。

いろいろと書物が。

こちらにはドリンクがあります。

コーヒーメーカーと



冷やしたハーブティーが。

なんか微妙に寛げないスペース(;^ω^)

一応ハーブティー戴いてみましたが、このプラコップなんとかなりませんかねぇ。

あと大浴場の脇にエステサロン的なものが。

フロント脇にはお土産というか小さいショップ。








館内着やいろいろな小物が売っていました。
特にソソりませんでしたので何も買わず。

こちらのお宿、日本で3軒しかないBIO HOTELに認証されたということで何もかもがなんだかオーガニックな感じでいいのですが、それを優先させ過ぎた感があります。

また、こちら離れ「おとぎの里」が11室、本館2階に「おとぎの丘」12室で全23室ですが、日曜日にもかかわらずわりとお客様が多かったからでしょうか、少し雑多な大規模旅館的な雰囲気がどうしてもしてしまいます。
高級宿でお籠り、という雰囲気ではないですね。
若いカップルでも微妙に手が届く、若い方なら少し贅沢気分が味わえる宿、といったポジションでしょうか。
この後お風呂や料理にも触れていきますが、高級な宿を知っている方にはかなり細かい不満が貯まるであろうと思われます。
本館は既存のものを利用するということで致し方ない部分はありますが、離れに関してはもう少し部屋数を減らして贅沢な造りにしてもよかったのではないかなと思います。
まぁ福島にあってわりと市街地にも近く旅情を感じさせにくい立地でもありますのでなかなか高額設定しづらいという事情もあるのかもしれません。
スタッフの方の接客もカジュアル寄りなので、ターゲットの客層は20~30代の女子会、もしくはそんな彼女を連れてくるカップルなのでしょう。

まぁ、自分が贅沢になってしまったってことなんだろうなぁ。
































食事の際に酒を4合瓶と2合呑んでこのお値段。
う~ん、高い!(苦笑)
高いと感じるということは、そういうことですなぁ。

Jan. 20-21, 2019 Sun.-Mon.



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