レストラン「恵 -kei-」 (夕食)

夕食は18:00 or 18:30スタート。18:00でお願いしました。というか「よろしければ18:00でお願いしたい」と言われました(笑)
チェックイン一番早かったんですが、他の方が遅くなりそうだったんですかね?まぁ30分くらい別に構わないのでOKしましたが、なるほど、他のお客様は18:30だとか19:00に五月雨式のお越しでした😅

村田 経博シェフは1977年、千葉県生まれ。昔心の宿 金みどり料亭旅館つつじ亭旅邸諧暢楼と草津、伊香保の名旅館を経て、星のや軽井沢に在籍していた2015年に「第5回日本料理コンペティション」にて2位を獲得。2019年8月11日に「昔心の宿 金みどり」さんが新規オープンさせたこちら【炯/惠-kei-】にて草津カムバック。
































<晩夏の涼味>というメニュー。
想像力が試されるメニューです(笑)


風呂上がりにしっかり部屋のビール戴いたので今回はパス。そしてメニューに地元の面白そうなお酒が多かったので地元の日本酒を好き放題頼んでみました(笑)

ダイニングはこんな感じでテーブル席6卓と個室があるようでした。
逆を向くとドーンとオープンキッチンで料理の鉄人のような雰囲気です。

折敷なんかもちょっぴり洋風な雰囲気をもつ素敵な設え。

●牧野酒造 大盃 秋あがり 純米吟醸 ¥1,280×2

早速日本酒です。
群馬県は高崎市の酒造蔵のお酒。群馬最古の酒蔵とのこと。秋あがりが出てくる季節になりました。

◆毛蟹 オクラ 長芋 酢橘 新生姜
中には素麺かな?麺も入っていて前菜ながら結構食べ応えがありますがスルスルと入っていくサッパリとした味と喉越し。ネバネバと毛蟹が舌に絡まり素敵な始まり。

◆鱧 雲丹 ピュアホワイト 平兵衛酢
雲丹の鱧包み春巻き。ピュアホワイトという玉蜀黍とともに揚げ物で来ました。
素材名でこの料理はさすがに予想できませんでした。なるほど普通の旅館料理じゃないぞやっぱり。本日の勝利を確信した瞬間です。

お酒を入れると花火が咲く盃で次のお酒を。


●土田酒造 イニシャル ア ¥1,280×2
こちらは最後にもう一度アンコールで2合戴きました💦
こちらは草津温泉にある「安齋酒店」さんと群馬県川場村の土田酒造さんのコラボで安齋酒店さんでしか購入できません。帰りにしっかり購入して帰りました☻

◆北寄貝 入山胡瓜 キャビア 金時草 新蓮根
こちら写真撮り忘れたようです。美味しかったんでしょうね💦

●浅間酒造 plus #6 ¥980×2
こちらは浅間酒造さんと草津4酒店のコラボ。
通販不可の酒、もちろんこちらも明日ご購入(笑)

◆鮎魚女 枝豆 梅肉 青柚子
ここで椀物。アイナメってこんなに美味しいんだ。実に味の引き出し方が上手い。

◆八寸
・真鱈とキタアカリのコロッケ
・岩もずくと海鞘の塩辛
・水蛸の柚子胡椒マリネ
・鰊の山椒漬け
・沢蟹の唐揚げ
・煮穴子の小袖寿司
・青梅の蜜煮
目にも艶やかな八寸。しかしてどれもこれも丁寧な料理で酒が進みすぎるアカンやつです。特に水蛸、鰊、コロッケあたりが白眉。

●貴娘酒造 咲耶美 純米吟醸直汲み あらばしり ¥1,280×2



●島岡酒造 群馬泉 超特選純米 山廃 ¥1,200×2
ほら進みすぎてる(苦笑)

◆太刀魚 ヤングコーン トマト 新玉葱 大葉
ここが焼き物かーと感嘆。太刀魚はぷっくらふんわりジューシーでこんな太刀魚食べたことない。ヤングコーンもとっても香りがよく箸が進むしまた酒も進む。

◆上州牛 賀茂茄子 アメーラトマト オカヒジキ 茗荷 青柚子
肉は焼きじゃなくこう来たかー。上州牛のしゃぶしゃぶにおかひじきが面白く美味しい。アメーラトマトもいいアクセント。


◆鰻 夏ごぼう 万願寺唐辛子 もち麦
※群馬県産コシヒカリ
鰻と牛蒡の炊き込みご飯。鰻が脇役と感じてしまうぐらい牛蒡が美味しいと感じる。これも万願寺がいいアクセント。

残ったご飯はお部屋にお握りで。

◆メレンゲとヨーグルト 桃 デラウェア
デザートもしっかり美味しいし面白い。


旅館の料理というと山の中なのに鮪や鯛などのお造りがありきたりに出てきたり冷めたものばかりの一気出し、などという時代は終焉を迎えたのかもしれません。そうであって欲しい。
しっかりと地元の食材を使いながら海のものでも工夫して理(ことわり)を料(はか)る。久しぶりにとっても美味しいお料理を戴ける温泉宿に出逢ってしまいました。
旅館は料理人が入れ替わりがちなので、今のうちに訪問されることをオススメします。




料理旅館 / 草津町その他)
夜総合点★★★☆☆ 3.9



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