2020夏 京都プチトリップ Day1-⑤ 柊家旅館 その④ 夕食編


京都御三家(こちらは柊「家」だけれどもw)の中でも食事に対しては一番期待していたこちら柊家旅館さん。
結果から言ってとっても最高。Excellent!!!

ドリンクメニューいろいろ。
なかなかにお高ぇ(笑)


するとこんなお得なセットが。
6種から3種とのことなのでモチロン2回×2人頼んで完走しました(笑)
季節ごとにこのメニューは入れ替えつつあるらしいのでこちらがオススメです。

メニュー。
期待が高まります。

最初の設え。
折敷が美しい…。

念願の柊家…。
美酒に酔いしれました矢張り。


◆食前酒
招徳 特別純米 京の輝き 夏酒


◆先付け
毛蟹 ずいき おくら
土佐酢ぜりぃ 花穂紫蘇

初っ端からさすがに京料理。
華やかで繊細。

◆前菜
車海老芝煮 新生姜含ませ 万願寺唐辛子浸し
鱧子玉締め 丸十大徳寺納豆 鱧骨煎餅

この前菜が本当に素晴らしかった。
どれもこれも日本酒に合って素晴らしいマリアージュ。
利き酒セットから自分で合いそうなのを選ぶのも実に愉しい。

ここで柊の文様ふんだんな小机が。

そこにぎっしりと利き酒セット~~~♪

ぐい吞みだってその数だけきちんとあります。
どれをどれで呑もうかなんて考えることが既に愉しいです。


それぞれどの酒がわかるように名前を刺して戴いている。
こういうの嬉しいな。

◆椀

鱧吉野 つる菜 煮梅 実柚子

これも煮梅が実に利いていてただの椀ではない。
京でこの時期の旬の鱧、だけでは弱くなるところだがこの煮梅が実に滋味深くてこれさえも酒の肴になる。
酒が呑める出汁というのは本当に素晴らしい。

◆造り

・剣先烏賊 雲丹
これはまぁ凡庸だったかな。

・鮪 湯葉 あしらい
造り醤油 ぽん酢

湯葉は美味しかった。

チェイサーもまた美味しそうで(笑)

◆焼物
・鮎塩焼き
この鮎、サイズ的には稚鮎といっていいでしょう。
これがもう本当に滋味深くてですね…。
こんなもん反則です。
これに関しては「あさば旅館」を越えました。

蓼酢

・冷製ろーすとびーふ 柚子胡椒 刻み新玉葱 かもじ葱 出汁じゅれ

期待以上というと失礼でしょうか。
そうか京都は牛肉大好きだったな。本当に美味しい。

◆凌ぎ

・とまとすり流し でらうぇあ
へー、美味しいや。
こんな濃いトマト久しぶり。

・とうもろこし飯蒸し 鰻 木の芽
「あさば旅館」っぽいすね。逆か(笑)
これに関してはあさば旅館の勝利。

◆煮物

・賀茂茄子含ませ
胡麻豆腐 実山椒 大徳寺麩

大徳寺麩がいちばん美味かったという(笑)
いや胡麻豆腐も賀茂茄子もどちらも本当に美味。
変な寺で精進料理とか食う必要ないよwww

◆御飯

・大葉御飯(新潟県魚沼産こしひかり) 梅肉
いいねここにきても梅肉だ。
切り飯もいいしこうだったら白飯でも矜持を感じる。

◆留椀
・赤出汁 冬瓜

これも。何の衒いもなく超シンプルに。
私はこれを自信の顕れととりたい。

◆香の物
・胡瓜 水茄子 大根

これも。ひねらない。
しかして実に美味。

ここに及んで2周目頼んでる人wwwww

◆果物

・蓮餅 じゅんさい 黒蜜
これ美味しかったなぁ~。
蓮餅ねぇ。なるほど。

・さくらんぼ 日向夏
まぁこれは普通。
美味しかったですけどね。

とりたてて奇を衒ったものはないのですが、これぞ京都の旅館の料理。
そしてなによりも供されるタイミングが絶妙。
こちらが酒を呑んでいてまだなかなか料理は進んでいないとか逆に進みだしたとか、何を言うわけでもなく完璧に把握されています。
「もう少し遅くしましょうか?」とかそういう問いさえありません。
何も言わずとも欲しい時に欲しいものがくるのです。
こういうことを、真の「おもてなし」というのでしょう。




柊家旅館旅館 / 京都市役所前駅烏丸御池駅三条駅
夜総合点★★★★ 4.4


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