修善寺のあさばさんに憧れて行った時と同じような気持ちでした。
伊豆・箱根 晩夏の方程式旅 Day3-⑦ あさば旅館 その④ 夕食編
エントランス脇にはルレ・エ・シャトーの銘板。
ゴ・エ・ミヨ 2021にて、アラン・シャペル氏のもとで働いた最初の日本人としても知られるムッシュ音羽和紀 氏が「トランスミッション賞」を受賞。
ゴ・エ・ミヨ2022、2023にて連続3トック獲得。食べログフレンチEAST100名店及びブロンズメダル、Japan Times 誌の「Destination Restaurants」に選ばれています。
現在料理長として厨房を統べる長男の音羽元 氏は「アラン・シャペル」で修行。次男の音羽創 氏も「シエルエソル」でミシュラン一つ星獲得とシェフ経験豊富であるものの現在はマネージャーとしてサービス部門を担うというなんとも贅沢なラインナップ。
メッシとクリスティアーノ・ロナウドの2トップをヨハン・クライフ監督が率いるような豪華さがあります。
どこもかしこもグランメゾンの趣で設えもこのような美しさでやや緊張しますが、サーヴィスに至ってはエレガントでありながらとても気さくで緊張はすぐにほぐしていただけます。
そのあたりもとても素晴らしいのが素晴らしいお店たる所以です。
メニュー は\12,100、\17,600、\19,800(すべて税込みサ別10%)とありますが、\19,800のコースはメインが特選和牛フィレ肉に変更になるだけのようでしたので「ルレ・エ・シャトー Relais & Châteaux」\17,600を予約しておきました。
アルコールに関してはソムリエにペアリングでお任せです。
ミネラルウォーターはもちろん有料です。
ダメですよ川越シェフを叩いてはwww
美味しかったのでボトル2本目までお願いしましたこの「富士ミネラルウォーター」。
その旨申しましたら「以前はイタリアのものだった」とかでコロナ禍で変わっていいことと悪いことと両方あったと思うのですがコレに関しては個人的に良かったのかもしれません。帰宅後、通販して家でも飲んでます。
◆Amuse
アミューズ
エルダーフラワーのゼリー バラの花びら
鯖のリエット
ファーブルトン 雲丹
アミューズから圧倒されます。見目麗しくかつ控え目ながらエスプリの利いた貴婦人と語らっているような味わいです。
●Henri de Verlaine Brut
◆Mais
とうもろこし
スープ
夏はやはり玉蜀黍のスープが多くなりますね。玉蜀黍嫌いなウチの奥様が完飲していたので美味しいのです。
◆Legumes dete
夏野菜
実にワシワシとワンパクに頬張ってしまう生野菜。味付けが非常に細やかであり、ただ「サラダ」と形容するのは憚られる。
●Weszeli Purus Grüner Veltliner
◇胡麻のブリオッシュ
◆Homard
オマール
ロースト
オマールは正義。ただ欲を言えば美味しいだけにもう少しポーションにボリュームが欲しい。好物なだけなのだけれども(笑)
●Domaine Loberger Horizon
◇ジャガイモのバゲット(写真撮り忘れ💦)
何やらインスタタイムです。
パイ包みの切り分ける前。
◆Ormeau
蝦夷アワビ
パイ包み 帆立のムース 青海苔? 焼き海苔で巻いて
一番出汁とバターと白ワインソース
アワビの肝とコンソメのスープ
中は蝦夷鮑でした!(知ってた)。これぞまさにフレンチと言わんばかりの王道パイ包みでこの世にバターがあってよかったという一品。塩加減がしょっぱすぎず、かと言って足りないわけでもなくちょうどいいです。
●Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits Chardonnay 2021
◆Amadai
甘鯛 胡瓜
ここへ来てグジの若狭焼とは私の好みをご存じでしたでしょうか?(笑)
●三重県 而今 純米大吟醸 NABARI 2022
「日本酒かなー?」って言ってたら日本酒来ました(笑)栃木で而今と久しぶりの再会とは面白いものです。
◆Boeuf
和牛 ズッキーニ
フレンチでは高級和牛の素材よりこういう技巧を味わいたいのですが大正解。C’est super bon!
●Las Gundiñas Lomas de Valtuille
◇カンパーニュ
◆Mangue
なかよしマンゴー
デセールに関してはマンゴー尽くし。であるが、工夫を凝らしていろんな食感や味わいがあり秒で胃に収まります。
デザートにもアルコールを3種ご提案戴きました。
鳳凰美田のなんちゃらと、結構イチオシされた真ん中のデザートワインよりも気になっちゃった蜂蜜酒とやらをお願いしました。
●天鷹 蜂蜜酒
最後の一杯分だったので半分づつで。美味しかったです。
◆Cafe
カフェ
コーヒー 紅茶 ハーブティー エスプレッソ から。エスプレッソで。
◆Migndrdies
ミニャルディーズ
ミニャルディーズも5種と盛りだくさん。しかもどれも美味しい。酒呑みなクセに甘党な私はたまりません。
ちなみに御手洗いも超キレイ抜かりなし。
しかも結構広いんですよね。
こんなところのピクトグラムもオシャレ。
お土産にフィナンシェまで戴いたり。
歴史を語る冊子まで頂戴致しました。
ムッシュ音羽和紀氏のご挨拶まで戴き、シェフの音羽元氏にも音羽創氏のご紹介でお話をして戴き最後はお見送りまで戴き恐縮至極でございました。
アルコールペアリング\10,000/人(税サ別)ですが、今宵もお代わりジャブジャブ注いでいただいて安過ぎです🍷
念願の宇都宮のグランメゾン、それは期待を遥かに越えて感動の域に達しておりました。
「流行は変化していくもの、だけどスタイルは永遠だ」
往路のタクシーの領収書ですが帰路も同額でした。
JR宇都宮駅からの金額です。
タクシー待ちの時に並んでいた人、皆さん行先同じでした。(笑)
オトワ レストラン (フレンチ / 南宇都宮駅)
夜総合点★★★★☆ 4.7