お食事は夕朝食ともお食事処「旬彩 六感」で。
このような丁寧な説明書きがついてきます。
こういうところが微に入り細に入り心を掴んできます。
お献立はこんな感じ。
これも全部食材書いてあって有難い。
メインは魚料理3種、肉料理3種から2種をチョイスするプリフィクススタイル。
魚だけ2種、肉だけ2種、などというチョイスもアリらしいです。
ちなみに欲張りなウチ夫婦はそれぞれ2種に更に2種を別注して全種頼むという暴挙(笑)
マリアージュプランは頼みましたがビールは別腹。
サッポロの静岡麦酒(生)。
そして終盤になるまで酒の写真撮ってなかった・・・(;^ω^)
美味かったんでしょうね(苦笑)
◆先付
『黒胡麻』黒胡麻 雲丹 本山葵 出汁
黒胡麻豆腐ですね。
これはまぁ、想像通りの味。
◆前菜
『花鳥風月』鰯 大葉 花穂 金時草 海老 胡瓜 麩 独活 胡麻辛子味噌 穴子 茄子 大尼子 枝豆 いくら
高低差をつけてくる盛り方ですな。
・鰯の小寿司
ま、想像通り。
・金時草の煮浸し
これも特筆すべきものはなし。
・海老とキュウリの胡麻辛子味噌和え
うん。。。普通。。。
・穴子の薫製?と茄子の煮浸し的な。
そうね酒は進むかしら。
・大尼子を低温調理?したものと枝豆、イクラとクリームソースっぽいソース
アマゴとは言うがこれは川魚っぽさよりも完全にサツキマス。
◆お椀
『鱸夏沢煮』蓮根 牛蒡 茗荷 三つ葉 木耳 赤パプリカ 万能ねぎ 糸瓜 酢橘
なかなかいい出汁引いてますよ。
鱸もいい火の通りで口に入れたとたんに解れて頬も綻ぶ優しさ。
◆お造り
『伊豆半島より夏の仕立て』鮪 オゴダイ 鯖 伊佐木 土佐醤油 煎り酒 柚子醤油
これも高低差つけてくるのね
・鮪
・オゴダイ
・鯖
・伊佐木
どれも活きがよく美味しい。
そして2切れづつと小食にはいい量です。
オゴダイという姫鯛はなかなか市場に出回る魚でもないので物珍しかったのと、煎り酒が最近気に入っていてあると嬉しい。
◆魚料理(増量は\1,800、一品追加は\2,100)
・蝦夷鮑と夏野菜のソテー ~高濃度トマトと肝のソースと共に~
鮑の火入れ具合が抜群でものすごく柔らかい。
ソースも実に美味しかったしトマトもホント高濃度でジューシー。
・稲取産金目のタレ焼き ~里芋ピューレを添えて~
今回の旅では予想に反して金目は煮付けで食べなかったなぁ(笑)
しかしこのタレ焼き、鬼殻焼きのような味付けで酒がすすむすすむwww
・伊東産かますと夏野菜のグリル ~緑々ソースで爽やかに~
上品なお味でこれもソースが美味しいなぁ。
◆肉料理(増量は\2,300、一品追加は\2,500)
・和牛ロース冷霜雲丹包み ~檸檬醤油・天城本山葵と薬味野菜の香りと共に~
「うにく」ってやつの上下逆さまバージョンですかね。
ていうか雲丹の量が贅沢でそうそうこれが俺が食べたかった”うにく”のバランスwww
うめぇwwwwwww
・和牛サーロインと早松茸の炭焼き ~酢橘と香味野菜~
なんか小洒落た感じのプレートで。
やっぱこれぐらいの量がいいなぁ。
正直、追加2品頼んで大正解。追加しないと普通のひとだとかなり空腹かも。
・天城軍鶏風干しと早松茸の炭焼き ~甘口醤油と柚子胡椒ソース~
この天城軍鶏、風干ししてるからですかね?ものすごく滋味深くて旨味が噛めば噛んだだけ出てくる。
そしてさっきのサーロインもそうだけど早松茸と付け合わせのジャガイモがうめぇwww
ペアリングのお酒いろいろ。
プリフィクスの頃になって急に思い出したように撮影。
自分で頼むと地の日本酒ガバガバ呑むだけだからこういう風に人にペアリングしてもらうのもいいですね。
シャンパンとか絶対頼まないし自分じゃ(笑)
さてそろそろ〆のご飯。
てことで漬物と御飯のお供なのかな?白身魚のなめろうっぽいのが。
ちなみに漬物はこの瓜みたいなのが奥様はしば漬け?みたいなのに変更されてました。
苦手なものを伝えるとちゃんと対応してくれるようでそこも好印象。
行く前からものすごく丁寧に確認されましたしね。
お汁は何の変哲もない赤出汁。
こういうところも何かストーリーがあったら尚善なのだけれども。
お茶は普通のほうじ茶。
なんだか可愛らしい湯呑で出てきました。
◆お食事
『は・も・う・め・し』
アカーン!アカンやつやこれ!!!
予想が当たって鱧と梅の炊き込みご飯だったんだけどこれ美味すぎ。
鱧だけだと単調なのだけれども梅の酸味が相まみえるとこれ抜群のマリアージュですわ。
そうよね、鱧の湯引きって梅肉で食べるもんね。そりゃそうよねって感じ。
ただひとつ欲を言えば混ぜてよそってくれるんだけれども、もう少しちゃんと混ぜた方がいいと思います。
というのも、梅は真ん中に固まって置かれているためにきちんと混ぜないとムラがありすぎて最初は梅が入っていることに気づかなかったぐらい。
しっかり混ぜなおしたら本来の美味しさを発揮してくれましたわ。
※小食なはずなのにすべてたいらげてしまいました。正直な胃(笑)
あ、ちなみに米は山形産のつや姫な。
◆デザート
『葉月の吹き寄せ』 桃 パッション 抹茶
・桃の上にコアントローのジュレ(だったと思う)
・パッションフルーツと何かのババロア的な
・抹茶のガトーショコラ?
ま、このへんはとりたてて。
はー食った食った。
しかしここの料理長、経歴を見るに和食一筋なんだけど
高輪プリンスホテルで和食の基本を学び、宮内庁、外務省、迎賓館の料理提供を経験。ちょっと西洋っぽさとかミックスしてる感じ、神楽坂の來経での経験が大きそうですね。
更なる調理技術の向上を求め、2002年なだ万へ入社。
2009年神楽坂『來経』の料理長へ就任し、2013年玉峰館料理長として今に至る。
-引用元:玉峰館公式サイト
っていうか來経だよこれもろに(笑)
來経 (飯田橋/懐石・会席料理)
部屋に戻ると既にキテタ - .∵・(゚∀゚)・∵. - ッ!!
右に見えるは寝酒に頼んだ雅山流・翠月の四合瓶。
んでオープンするとこれこれwwお夜食のおむすびwwwwwまだ食うのかよwwww
「はもうめし」完食しちゃったんでおむすびは白米になります。今から炊くので時間かかります、なんて言われてたんだけどたぶん誰か残した上にいらないって人がいたんだろうね、部屋に戻ったらもうあったし"はもうめし"だった。
出汁もついてきて出汁茶漬けにして(゚д゚)ウマー
まぁこういう感じ、キライじゃないです。
プリフィクスも面白いし、御飯も炊き込みご飯大好きだし、量もウチにはバッチリだし。
ちょっと変わった、と言っても奇天烈ではなく面白い調理法や見せ方で楽しめる。
「ここでないと見れない味わえない」のが何より特別感があってよいですね。
器にも、そんな高級なものではないのだけれどもこだわっていてオシャレな和モダンな感じ。
いやあいい意味で期待を裏切ってくれた。違う季節にもまた来てみたいですね。