燗酒と秀絶の肴の絶妙なマリアージュ 魚とお酒 ごとし


「魚とお酒 ごとし」さん。
お酒はお燗のみというなかなか特色のあるお店です。
金曜日に飛び込みで行ったんで入れないかもな、と思いながら覗いてみたら一人ぐらいならなんとか、で滑りこみセーフ(^^♪

ですのでビールでさえチェイサー扱いです。

ですが、この日はあまりに喉が渇いていたのでまずは箕面ビールのピルスナーをいただきました。

この日のメニューはこんな感じ。
お造りを盛り合わせで、あとふぐ白子と鴨黒こしょう焼を炭火焼でお願いしました。

ここのお酒は「純米酒を燗で」。
このようなラインアップでした。

◆お通しは太刀魚の揚げ出し
お通しから一品頼んだぐらいのクオリティのものが出されます。
これは美味しいし素晴らしいなぁ。
このあたりに大将の矜持と確かな技術が見てとれます。

◆日置桜 生もと玉栄純米酒26BY
「酒は純米 燗なら尚良」と暖簾にあったのであーじゃあとりあえずこれからいってみるかな、と。
うん、これは燗につけるべき酒です。

お猪口はいくつもある中から選ばせてもらえるスタイル。
なんか最近京都そういう店多くなりました?

◆お造り盛り合わせ
・天然鯛
・寒ぶり
・よこわ
・金目鯛
・太刀魚
・うに
・赤貝
一人前だと一切れづつです。(ほかのお客様を見ていると2人だと2枚づつだったので人数×枚数のようです)。ちょこちょこいろいろ食べたい方なのでこれはうれしい。
・・・の、ですが。あまりに美味しくてこれはもう少し量があっても嬉しかったという嬉しい誤算(笑)
金目鯛と太刀魚は皮目に炙りを入れてありすばらしく脂が香ばしい。
他もどれ一つとっても大将の丁寧な仕事が入っていてすこぶる美味い。
これはちょっとすごいぞ。

◆玉櫻 生酛純米 五百万石 26BY
無濾過で1年以上熟成しているので琥珀色。
ほぇー五百万石の生酛ってこんな感じかー。
旨味がすごく感じられるようなお酒で、これのおかげでお造りもあんなにおいしく感じたんだろうか。
ものすごいマリアージュ。

◆ふぐ白子炭火焼
大好物痛風爆発の一品です(笑)
これも焼き加減が抜群。
表面パリッと中身はトロトロジューシー。
白子と塩で焼いただけのように見受けられるのになんだかすごく滋味深いのは焼き方なのだろうか。
今度は魚の焼いたのも食べてみたい。

割箸に店名が。
こういう細かいところに感じる矜持、好きです。

◆鴨黒こしょう炭火焼
嗚呼・・・これもスゴイ。
鴨は好きだし美味しいですが、こんなにまで美味くなれるものだったとは。
火加減、塩加減、黒胡椒加減。すべてがここでしかないという加減。
噛めば噛むほど旨味が出てきて酒がすすみすぎてヤバイです(;^ω^)

◆竹鶴 生酛純米
うん、「ザ・食中酒」と言っていいぐらいの安定性。
これを燗につけるとホントどんな肴にも合いますね。
奥底にしっかりとした芯を持った酒なので鴨にも負けません。

さてここまででお勘定。
\9,200。
高価な肴ばかり頼んでますしこんなものかなぁ(京都だし)。
てか京都で美味いもん食ったら基本こんなもんじゃ済まないんで安いほうだと思います。

これが前述した暖簾。

【総評】
どれもこれもかなり美味しくて、酒はいつも冷やの私でも久しぶりに美味しく燗酒をいただけた実に美味しい店だと思います。
なんか、何度か通いなれるともっとよさを引き出せる客になれるのかなぁ、と感じたお店でした。また行ってみよ。

Feb. 23, 2018 Fri.




魚とお酒 ごとし魚介・海鮮料理 / 烏丸御池駅丸太町駅(京都市営)京都市役所前駅) 夜総合点★★★☆☆ 3.6
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