2019冬 南東北いきかえりの旅 Day3-⑥ おとぎの宿 米屋④ 夕食編


さて夕食です。
夕食の時間は18:00 or 19:00の2択で18:00を所望。
こちらおとぎの宿米屋さんはかつてはおとぎ会席という月ごとにかちかち山だのおとぎ話をモチーフにした会席料理が名物だったのですが、今は「おとぎ会席」という名は残るものの季節ごとの会席料理であって特におとぎ話の冠は使われておりませんしモチーフにもなっていません。

そして、公式サイトを見るとこのような記載が。
食事を愉しむ旅がテーマですから単細胞は飛びつきますよね(笑)

なるほど今見ると「総料理長が奏でる」とは書いていますがカウンターに立つとは書いてありませんな...
写真見たら料理長が目の前で調理してくれると思うやん...
プラス\5,000てそらそういうことやと思うやん...

というワケで料理長は席に着くときに挨拶したのかしてないのかわからない感じで捌けられた後は一切お目にかかることはありませんでした。
なんだかなぁ。
おとぎ会席の内容を存じ上げないのでわかりませんが、グレードアップなのかなぁこれ。

ま、代わりにサーブしてくれた峯岸みなみをもっとキレイにしたようなおねいさんが意外に敏腕で別に峯岸でよかったな、とか思ったり(笑)

というワケでこのコースを所望すると食事会場はおとぎ会席とは別でこのカウンターのある部屋に案内されます。
ちなみに全4組ですが、この日ここに赴いたいたいけな羊は我々以外には女性1組。
カウンターとテーブル、選べません。
後ろにあるテーブルは配膳前の準備に使われております。







いろいろお酒のメニュー。
概ね倍掛けですかね、これは良心的。



色々別注料理。
特に頼まず。

メニューはこちら。
思った以上にシンプルな献立。

◆先付 柚子釜蒸し
河豚の皮と白子、銀杏、人参の入った茶碗蒸しが柚子の器に入ったもの。
もっと柚子の香りが立つのかと思ったら柚子要素がイマイチわからず。
ちょっとボヤっとしたイメージで普通の茶碗蒸しでもいいんじゃね?感。

◆食前酒 梅酒のソーダ割
女将のお手製でもなし近くの酒蔵どうでもなし、ただ梅酒のソーダ割と告げられたこれはどう味わえばいいのやら。
少しはストーリー欲しいよね。

生ビールはプレモル。
瓶もプレモルのみだったのでしゃーなしです。
ハーフがあったのは相方にはよかったです。

◆前菜 初春の盛り合わせ











説明が立て板に水すぎて聞き逃した(;^ω^)
まぁ普通にいい肴でしたよ。
鮑の酒蒸し?と甘えびの白麹和え?が美味しかったかな。


天明 中取り零号 純米生酒
食前酒っぽかったね。

◆お造り 本日の旬魚
・鮪
・北寄貝
・アオリイカ
・平目葱巻き

うーん中通りまで出たらもう少し魚も新鮮な太平洋側のがと思っていたのですが。
とりたてて、というかゼンゼンダメかな。
どれもこれも非常に凡庸。

塩胡椒を使う局面あるんすかね?
こういうのは自信のなさと捉えてしまう。

◆焼物 牡蠣とタラバガニ

牡蠣にはネギ塩。
あまり好きではないというか、昔嫌いだった牡蠣を思い出した。
エグ味を感じてしまうんですよね。

タラバガニか・・・
北寄貝といい、どうにもこの辺で獲れるものとは思えない。
別にそれでもいいんだけど、だったら「これでなくてはいけなかったんだな」というものを提供してほしい。


4合瓶はアイスペールで供されます。

◆煮物 天然鯛蕪蒸し
何のインパクトも無し。
ウニを載せる必要性、海老である必要性。
すべてがちょっと意味がわからない。
京料理をするならちゃんとする。
こちとらよっぽど本場の京料理を泊まらずに食べに行けるんだから。

◆揚物 河豚唐揚げ
もみじおろしで、蕗の薹の天ぷらとともに。
これは美味しかった。
個人的な趣向ですが河豚はやはり唐揚げが一番好みです。
蕗の薹は1月に、福島だと獲れるんですか?
なんか私の知っている蕗の薹ではなかったですけど。



◆主菜 短角牛ヒレ石焼
うーん。
美味しいんですもちろん短角牛ですから。
でもなぁ・・・なんだか普通。
可もなく不可もなくというか。

◆食事
後ろのテーブル席の更に奥で釜で炊いてます。

・炊き込みご飯
牛蒡と人参の、鶏めしみたいな具の炊き込みご飯。
ここになんか特徴もたせればスペシャリテになり得そうな気がするのですが。
炊き加減も調理師免許持ってるでもない女の子が炊いてるんですもん、炊き過ぎだわね。
もしくは水加減がおかしい。

・鮭粕汁
これは郷土味ないけど面白かったし美味しかった。

・香物
工夫ゼロwww
マジで「嘘でしょ?」って声出ちゃった。

お茶も普通

◆デザート

・クレームブリュレ
うん、普通。

・フルーツ
リンゴのコンポート、リンゴ、柿バター、須賀川産の苺
柿バターが寝酒の友に欲しいなって思ったぐらい。

さて今日は届けられるでなくおもたせです。

余った炊き込みご飯のおにぎり。
うーん、これも通り一遍になってきちゃうとなんだかアレだなぁ。

ま、寝酒とともに戴きましたけど。

Jan. 20, 2019 Sun.



おとぎの宿米屋旅館 / 鏡石駅
夜総合点★★★☆☆ 3.2



食べログ グルメブログランキング