実にワインがすすむテイクアウト | イル ピスタッキオ ダ サーロ

ちょうど1年ぐらい前に行った近所のシチリア料理「イル ピスタッキオ ダ サーロ」さんがテイクアウトされているというので早速お願いしてみました。

私をシチリアに連れてって | イル ピスタッキオ ダ サーロ (IL PISTACCHIO da Saro)

日替わりの前菜5品(2人前くらいの量)3,000円(税込)とこれも日替わりのパスタのオーブン焼き1,000円(税込)です。

◆イワシのパスタのオーブン焼き
(イワシと今期、最強のフィノキエットと、松の実、レーズンのソースをパスタとあえて、オーブン焼きにしてます)との説明。
フィノキエットとは、野生のフェンネルとして紹介されることが多いが、ふくらんだ茎の根元を使うフェンネルとは種類が異なり、葉の部分のみを使う。日本人には馴染みが薄いが、シチリアでは、雑草のように野山に自生し、料理に欠かせない野菜の一つ。
「パスタ・コン・レ・サルデ」と呼ばれるイワシとフィノキエットを使ったパスタをオーブン焼きにした「パスタ・アル・フォルノ」。
イタリアのマンマの味と言われる、簡易版ラザニアとでも言いましょうか。簡易版と言いましたが案外手が込んでるんですけどね。
しっかりとしたボリュームで、あとやっぱりフィノキエットが実にいい。本当にこちらの檜森シェフのシチリア愛には感心させられます。

◆前菜5品(2人前くらいの量)3000円(税込)
・播州鶏ムネ肉のコトレッタ(鶏のカツレツです)
よく「ミラノ風カツレツ」と呼ばれるものですね。
こちらはさっきのパスタ・アル・フォルノのズッシリ感とまたうって変わってすごく軽い食感とお味。

・サルシッチャと新ジャガイモ (梅肉ポークをつかった自家製ソーセージ)
こちらのお店ではサルシッチャは基本マスト。これが肉感ギッシリでワイン泥棒。
ジャガイモも軽く揚げてあると思うのですが油っこさは一切なし。なんだか美味しくて不思議。

・パネッレ(ひよこ豆の粉をねって揚げたもの)
こちらもマスト。こちらはビールがすすむ一品。
添えてあったガーリックトーストはどうやったらこうちょうどいい加減にできるんだろうという焼き加減、味のつけ具合。素晴らしい。

・イワシと新玉ねぎのアグロドルチェ(甘酸っぱく仕上げてます)
こちらの新玉ねぎが甘酸っぱいんですが、ものすごく甘みと旨味が押し寄せる。これだけでも一つの料理として成立しているんじゃないかと思います。

・フィノキエットのポルペッタ(今期、最強の野生のフェンネルの葉を茹でて団子にして焼いてトマトソースとあわせてます)
シチリアの通称「草団子(笑)」。パン粉や卵をほんのつなぎ程度にホントにフィノキエット団子です。シチリアーーーーー!!!!!!と叫びたくなる(笑)

久しぶりのイル ピスタッキオさんはテイクアウトでしたが家からの距離もあって、出来立てを戴けたのもありお店と変わらぬ味でございました。
普段もやってくれないかなぁ?(笑)




トラットリア イル ピスタッキオイタリアン / 茨木駅
夜総合点★★★☆☆ 3.9





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