前々から行きたいと思いながら近いといつでも行けるとなかなか足が向かないもんで。
ようやく近所のイタリアンの名店、イル ピスタッキオ ダ サーロさんに行ってきました。
メッシーナでした。
ミネラルウォーターはコース料金に含まれています。
逆に言うと追加の水は有料でしょうね。
一人500mlとのことでしたが二人で1.5Lのペットボトルを供されました。
まずはパンがやってきました。
これが実に美味しい。
◆Antipast
・本日の大地の前菜７皿
◆Panelle
・パネッレ
ひよこ豆の粉を水で溶いて加熱して延ばして揚げたものです。
実にビールに合う。
 |
 |
ここらで赤ワインを投入。
グルフィ ネロイブレオ。ワインもシチリアのものばかりでこだわりを感じます。
・豚肉のゼリー寄せ
思った以上に豚肉がしっかりした歯ごたえで噛めば噛むほど味わいがします。
◆Petto di pollo arrostito
・鶏ムネ肉のアッロスティート
アッロスティートとは「焼いた」という意味。
「焼いた」と簡単に言いますが、低温調理されているのだと思うのですが実に柔らかいし、鶏ムネ肉とは思えないぐらいパサつきがない。
味付のバジルも実に絶妙で酒がすすむ。
・空豆のフリッタータ
イタリアの玉子焼きですね。
キッシュみたいな感じ。空豆の旨味はそのままに、苦手な人でも食べれそうな感じ。
・サルシッチャのコンディータ
「味付されたソーセージ」ですね。実に滋味深いのですが抵抗なく食べられる感じ。
・仔羊のンパナータ
シチリア方言ではスカッチャータ、のシラクーザ方言ではンパナータ。
直訳すれば「潰されたもの」で、ピザのような生地の上に色々な具を入れて、パイ状にしてからオーブンで焼いたもの。
子羊が実に滋味深い。美味しい。
・豚肉のインヴォルティーニ ピスタッキオ風味
インボルティーニとは、インヴォルト(伊involto)の複数形で、包んだ、くるんだ、巻いた等の意味があります。
このお店の名前にもありますピスタッキオとはピスタチオ。
ピスタチオの風味はあまり感じられませんし何かに包んだ感じでもなく豚肉のソーセージっぽい感じ。少しパサつきが感じられました。
 |
 |
◆Primi piatti
パスタ料理など、ということで。
・アスパラガスのミネストラにパスタを入れてます。（タリアテッレ）
こちらがまさにスープパスタの様相で、スープをアスパラガスでとっているとのことでしたが本当にこちらのシェフ、野菜からの出汁のとり方が素晴らしい。
これはパスタと言いながら、スープを呑むためのものであると思います。
・豚肉のリゾット
これぞまさにリゾット！ブラボー！と叫びたくなったぐらい絶妙な茹で加減。
絶妙なアルデンテ、そしてこちらも素晴らしいスープ。bravo!!!
◆Secondo piatto
メイン料理
◆Farsumagru
・仔牛肉のファルスマグル
州都パレルモの郷土料理。
仔牛肉の詰め物、シチリア版ミートローフです。
中に玉子が丸々入っていてスコッチエッグっぽいですね。
つけあわせ
◆Piselli alla menta
・うすいえんどう豆のミント風味
フルーツ
◆Arancia rossa
・赤オレンジ
◆Dolce o gelato o vino dolce
デザートかジェラートかデザートワイン
Cannolo
・カンノーロ、か
Sfincioni di San Giuseppe
・スフィンチョーニ ディ サン ジュゼッペ、か
Gelato al pistacchio
・ピスタッキオのジェラート、か
Vino dolce
・デザートワイン
の中から
・ピスタッキオのジェラート
・スフィンチョーニ ディ サン ジュゼッペ
◆Caffe' o Te' o Digestivo o Limonata
カッフェか、桃の紅茶か、食後酒か、リモナータ から
リモナータ
6000円/人（税込、席料込、ミネラルウォーター500ml込）
ドリンク含んで\23,660。安いなぁ～。
実に美味しかったです。
店主のワンオペなので8席が限界。なかなか週末などは予約が取りづらいですがわざわざ茨木まで来る価値あり。
私は歩いて行ける近所ですのでまた通いたいと思います。
せっかくのシチリア料理ですから今度はぜひ夏のシーフードを味わってみたいですね。
Mar. 3, 2019 Sun.
トラットリア イル ピスタッキオ （イタリアン / 茨木駅）
夜総合点★★★☆☆ 3.7
