JALどこかにマイルで大分ひとり旅 Day2-⑧ | 宿房 翡翠之庄 The Kingfisher resort ④ 夕食編


さていよいよお楽しみの夕食。
外から見た食事処。
今回は宿泊客が少なかったので外から見えるこのお食事処は使われず、廊下の向こうにある個室だけを使用したようです。

食事処の前にはワインがズラリ。

右を見てみると焼物類がたくさん。

さて入りますよー。

ワイン推しですね、玄関にはグラスがズラリ。

お手洗いもチェックしておきましょう。

男性用小便器2か所。

こちらのウォシュレット、部屋よりすごく立派だったのですが部屋にも立派なのつけてください(笑)

ま、総じて清潔でしたよ。

メニューはこちら。
翡翠之庄さんはこのエノハ会席一本勝負。
エノハとはこの地方の方言で山女魚。

別注料理もあります。
とは言っても山女魚は全部コースにありますし(塩焼きかから揚げかを選ぶので両方食べたければ別注の必要はありますね)、車海老やサーロインステーキを追加・・・いやなんか違うなそれ(笑)

【先付】
・自家製鴨味噌
いろんなものにつけて食べました。オススメされたのはエノハの骨せんべい。
モチロンそのまま酒のアテにしても良し。

【八寸】四方松花堂・神無月前菜

・自家製燻製三種
・高菜寿司
・嶺岡豆腐
・大豆発酵
・梨のレモン白酢掛け
・野菜かすてら
・海老芋の茗荷味噌焼き
・きのこ霙酢掛け
・揚げ銀杏
・柿なます
・栗渋皮煮

あらかじめセッティングされていますが木箱に入れて蓋をしてあるので乾いたり埃かぶったりということがないので少なくとも心理的にとてもいいですね。

いろいろと少しづつで酒の肴にサイコウです。
梨のレモン白酢掛けってのが珍しかったです。
どれも趣向を凝らしていて美味しかったですよ。
ビールがすすみすぎてあっという間に無くなってしまって困りましたけど(笑)

というのもここ、お食事処なんですが離れ一棟で、厨房は本館にあるので料理が来ないと係の方もいらっしゃらないので飲み物を注文できないんですよ。
この点は酒呑みとしては改善していただきたいポイントかな。

生ビールもやってきていざスタート。
生はサッポロ、瓶はキリンorアサヒということでサッポロ生ビールですね~。
































お飲み物は日本酒は3倍掛け、ワインは2倍掛けといったところでしょうか。

日本酒は大分は竹田の久住千羽鶴のみ。
辛口本醸造をお願いしたのですが品切れとのことで冷酒を所望。
純米生ですが「本」って書いてあるのなんでだろ?(笑)

【吸物】
・清汁仕立て・むかご真丈・玉子豆腐
まあ無難に美味しいのですがここも山女魚のつみれとかでもいいのにな、とか贅沢なことを思ったり。
でも出汁は丁寧に引いていらっしゃいました。
零余子は美味しかったです(好きなだけ)。

【造里】

・直入エノハ
このスノードームの中にある演出はいらないかなぁ(苦笑)
身は結構多くて(最初に全体像が見えないからそう思うのかも。だとしたら演出成功ですね)、食べ応えあり。
ちょっと冷えすぎてて味がわかりにくいのは難。
冷凍物でしょうからこうやってごまかしてるんですかね?などと勘ぐってしまいます。

・骨せんべい
余った骨や皮、頭から尻尾に至るまで唐揚げにして供されます。
これ、実に美味しかったなぁ~。
いくらでも食べれる感じ。

【凌ぎ】
・鶏のつみれ小鍋仕立て
これも吸物と同じで急に普通なのが出てくる(笑)
特にこのあたりの地鶏だとかいう説明もなかったですし。
ま、凌ぎだからいいんですけどね。

【冷鉢】
・直入野菜サラダ・フレンチドレッシング
直入というのはこのあたりの地名です。
しかしまぁ…普通(;^ω^)

【焼物】
・直入エノハ塩焼き
山女魚といえば塩焼き。文句なしに美味しいです。
渓流で釣って食べる方が美味しいんだろうけど今はそれは言いっこなしで(笑)

【台物】

・豊後和牛すき焼き
こういう小鍋ってあんまり期待していないのですが、いやはやこの豊後牛すごく美味しかった!
なんというかすごく味の濃い肉で、九州らしく甘めの味付けもよかったのかあっという間に食べてしまいました。

【御飯】

・自家製幻のエノハ茶漬け
エノハ茶漬けというのは秘伝のタレに漬け込んだエノハの薫製のほぐしたものをのせて食べるお茶漬け。
これホント〆としてサイコウ。
なんだったら朝食もこれだけでもいいけど(笑)

・香の物
山葵がついていましたので山葵醤油でいただきましたがこれも美味しかったなぁ。
なんてことのない素朴な漬物なんですが、野菜自体が美味しいのか漬け方が絶妙なのか。

【水菓子】
・自家製デザート(カボスのムース、ブルーベリーソース)
・フルーツ(パイナップル、リンゴの赤ワイン煮)
カボスのムースは底にカボスのゼリーがあります。
リンゴの赤ワイン煮が意外と美味しかった。

お茶を淹れてご馳走様。

リニューアル前と比べると、より洗練され上品な山女魚会席に昇華したように感じます。
例えば以前は八寸はなく先付だったように思いますし、出汁の引き方であったりひとつひとつ細かい部分で丁寧な仕事がなされているというか。
元来、川魚料理というと朴訥なものが多いやに思いますが、こちらのそれはそれらとは一線を画すものだと思います。


Oct. 24, 2018 Wed.




翡翠之庄旅館 / 竹田市その他)
夜総合点★★★☆☆ 3.7





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