さて今回の旅のクライマックス、海里村上さんへとやってきました。
海里村上
海里村上さんはかつて福岡の財界人がお金を出し合ってつくられた会員制施設でした。
その後2006年に前オーナーが買い取って贅をつくした温泉旅館としてリニューアルして風光明媚で地域の素材をふんだんに使った贅沢な料理とで九州屈指の旅館として評判となりました。
ところが前オーナーの健康面などのこともあり、路線を継承してくれる譲渡先を探していたところ愛媛県松山市郊外にある安藤忠雄建築の瀬戸内リトリート青凪も手掛ける(株)温故知新にこの2018年8月1日から事業承継したとのことです。
瀬戸内リトリート青凪も元大王製紙の招待客向け宿泊施設のエリエールスクエア松山(一部をエリエール美術館として一般公開)でしたね。
また、竹内まりやさんの実家である竹野屋旅館さんや長野の緑霞山宿 藤井荘さん、富山の美食で有名なリバーリトリート雅樂倶さん、釜石の宝来館さんなどのコンサルティングも手掛けられている企業ですね。
ちなみに事業承継したからでしょうか、最近見たらホームページは従来よりアクセシビリティが格段に向上しています。
という前口上はさておき外観は華美さは微塵もなく本当に高級旅館?という佇まい。
が、エントランスは早速オシャレさと高級感を感じさせます。
館内に入りますと広~いロビー。
が、あまり人気がない…と思いきやすぐに迎えに出てこられます。
どこで見てるんだろう(笑)
ここになんだか独特のオサレチェアがあったと思うんだけど模様替えしたのかしら?
ここがフロントのようです。
さすが元会員施設。
逆に仰々しいフロントは必要ないのでしょう。
どうせチェックイン手続きはこのソファで行われるのでね。
ウェルカムドリンク。
奥さんはアイスコーヒー。
私はもちろんスパークリングワイン(^^♪
フロントからも湯本湾のいい眺めです。
ロビー向かって右に洋食の食事処。
朝食は和洋選べるのですが二人で宿泊しても和洋のチョイスが別れると食事処が別々になるという微妙な夫婦にはもってこいのシステム(笑)だったと聞いていたのですがこの日は宿泊客が少なかった(恐らく我々以外は3組)からか、聞かれることはなく和食オンリーでした。
連泊などで昼食をいただく場合はこちらで、となるようです。
もしかすると週末などは朝食でも利用できるのかもしれません。
和食の食事処はこちら。
夕朝食ともこちらでいただきました。
下階に降りてみますとこんなところに独特なオサレチェアあった!
湯上り処が贅沢すぎる(笑)
しかしここも宿泊客が少ないからか誰もいなく、ドリンク飲みたくても飲めそうもありませんでした(苦笑)
これらのことから、な~んか経営移譲して少しづつ経費削減していってるような感じを受けました。
この予感は食事の時にも当たるのですが。
なんだか高級そうな陶器が飾ってある高級旅館あるある(笑)
なんだか温泉の由来が書いてある。
女湯を通り抜け突き当り左に
男湯があります。
使いませんでしたがパウダールームがあるようです。
女性にはうれしいですね。
シンクは3つ。
日田天領水のウォーターサーバーが。
壱岐の水とかじゃないんだ(笑)
脱衣所はいたって普通
タオルはふんだんに置いてあります。
こういうのに慣れちゃうと普通の温泉宿だと不満に感じてしまって…人間贅沢を知るといけませんなぁ(;^ω^)
海のそばですからナトリウム塩化物泉
あれ?カランにバスアメなかったかしら?
あぁ写ってなかっただけでやっぱりあったよね。
バスアメはPOLA。
サウナ使えなかった。
内湯も広々。
露天風呂~(^^♪
ナトリウム塩化物泉ですが湯本温泉は鉄分が多く有馬温泉の金の湯のような赤褐色です。
いい眺めの露天だなぁ~♪
が、泉質に関しては平山旅館さんの方がいいように感じたかな。
まあこちらも十分いい温泉でしたが。
大好物の析出物もたっぷり。
脱衣所のチェアも小洒落。
これがパウダールームなのかしら
なんか壺。
さ~てお部屋に入りますよ~♪
お部屋はいちばん安いAタイプ和室スタンダードで予約して¥34,245/人(入湯税込)。
ですが安定の呑みすぎでこのプライス(;^ω^)
しかしこのお宿、接客がつかず離れずいい距離感で実に寛げます。
接客係の方がどこにるかわからないぐらい人気がないんですが必要な時にはスッといらっしゃるんですよねぇ。なんなんだろう(笑)
まぁそういうワケで納得のプライスです。
Aug.29, 2018 Wed.