しかし軍艦島(正式名称は「端島」)は無人島となって久しく、老朽化が激しいため、特に世界文化遺産に登録されて以降立ち入りできる区画もかなり制限され、廃墟マニア的にもあまり魅力を感じられないのです。
なにせこの赤い見学通路しか見れないのですから高い代金払ってまで行こうと思えないのです。
クルーズ船は安いところで\4,000前後から\5,000程度しますので。。。
©長崎県観光連盟
というわけで未だにわずかながら暮らしている住民の方もいらっしゃり島中見て回れる池島へ行こうというのがこの日の目的。
写真は池島を上空から撮影した航空写真です。
池島へ渡るには佐世保港から高速船、もしくは神浦港、瀬戸港からフェリーもしくは高速船(住民の方もいちばん利用される神浦港は進栄丸という地域交通船も運行されています)に乗ることになります。
池島へのアクセス、島内での交通はこちらのリンクをご参照ください。
※当然ながら住んでおられる住民の方がおられますのでご配慮の上、訪ねられるようお願いいたします。
私は神浦港から渡ることにしました。
10:30神浦港発のフェリーです。これに乗らなければいけないので朝が早かったわけです(雲仙から2時間ほどかかりました😅)。
神浦港は駐車料金無料です。
(瀬戸港は有料です)
フェリーなので車を積むこともできますが、万が一帰りの便に載せられないと困るので置いていきました。
(杞憂に終わりましたが、結構釣り人の方々が車で渡っていらっしゃったりしたのでかちあうと危惧した事態もあり得たかもしれません)
こちらの「長崎市 外海地域センター」内に切符売場があります。
こちらの切符売場で片道\420/人をお支払い。
島でもそうでしたが出発15分前ぐらいに窓口が開く感じです。それまで窓口以前に係の人がいらっしゃいません(笑)
こちらでトイレもあります。
外には飲料水の自動販売機が。
舟の横側から乗り込みます。
桟橋の向かい側には地域交通船「進栄丸」が。
朝夕はこちらが運行していますので島民の方はこちらを利用することが多いかもしれません。
甲板1階は車載スペースのみ。
階段を3階まで上がるとこちらにトイレ。
客席はこんな感じです。
この日は気持ちの良い晴天でしたので甲板におられる方が多かったですね。26分しか乗りませんしね。
甲板から見た港内。
港を出ました。
こうやって見ると町っぽいな。田舎だけど(笑)
右に見えるのが今から渡る池島。左に見えるのが母子島。真ん中に見えるのが大蟇島(おおひきしま)・小蟇島(こひきしま)。
大蟇島の地下には池島炭鉱の坑道が伸びていた関係で換気のための立坑や巨大な扇風機があったそうです。当時からこちらの島は無人島だったようです。
池島港に入港しました。
池島港は、島の開発前、「鏡が池」という池で、その池と海を隔てていた土手を削って港にしたのだそうです。
住民の方が住んでいらっしゃるのは港近くのこのあたりだけのようでした。
しっかりと生活感があるのはこのあたりだけでしたがもっと奥の方にも「誰か住んでる?という感じに車が駐車されていたりして指名手配犯が潜伏してんじゃね?感が若干怖かったです😅
池島は周囲約4km。
うろうろ歩いて一周すると3時間くらいかかりました。
コミュニティバスが出ているのですがこの日は日曜日なので運休。
しかも以前はあったレンタサイクルが、事前に予約の電話をすると「もう今はやっていない」とのことで徒歩一択となりました(苦笑)
今はフェリーなどだけですが当時はここも炭鉱の積み出し港でしたでしょうからさぞかし忙しかったことでしょう。
池島第三住宅の横を通って
歩いてきて港からすぐのこの辺りが中心地というか。
最初のバス停があります。
ここの角にある「みなと亭」さんでかつてレンタサイクルを貸していただけていたようです。
食事もできたはずですがこの日はそもそもやっていなかったので確認できず。
電動自転車貸出所と書いてあり名残があります。
ここが集会所的な。
ワクチン接種もここでやっているようです。船で渡らなくてもいいのですね、行政って大変。
こちらに炭鉱ツアーの方々が入っていかれたのでこちらからスタートなのでしょうね。
というか乗ってきたフェリーの乗客でツアーに参加しないのはウチ夫婦だけでした。奇特(笑)
その横にはショッピングセンター(元)。
もう今はどこもやっていません。あとトイレはこちらで済ませておきましょう。
右手の道路に上がって登っていくと見えてくるのが
旧池島火力発電所です。
炭鉱なんですからそりゃ火力発電しますよね。
で、また少し上がって右側を見るとここにも団地が。そして微妙に人が住んでおられる生活感。
あとこの近辺は団地でなく一戸建てというかバラックみたいな建物が多く、池島って軍艦島に比べてギチギチではないのですよね。面白い。
歩道は誰も通らないからか植物の浸食が著しい。
更に上がると「新店街通り」いや店はない(笑)
が、郵便局などあり往時はお店で賑わっていたのかもしれません。
向かいのここももしかしたら飲食店か何かだったかもしれません。
人が入らなくなると途端に植物が生い茂る。生命力を感じます。
もう少し先へ進むと第3棟炭鉱社宅。
池島炭鉱体験ツアーに参加するとオプションでここの中の当時を再現した部屋に入れます。
そこから西側に入っていくと現役の掲示板があり、
もう使用されていないかな?な銭湯が。
こっちの奥の島の西側は人がもういなくなっているのかな?
やはりこのあたりは人の気配はありませんね。
更に西側へ進むとショッピングセンター(元)な建物が。
島でもはや唯一かもしれない飲食店「かあちゃんの店」。
少しのぞいてみましたがやってる気配はありませんでしたが💦猫ちゃんたちがいっぱいいてそちらは繁盛していました(笑)
長崎市立池島小中学校。
現在も小学生2名、中学生1名、在籍しているらしいです。
なんだかんだで人口は111人(2021年(令和3年)10月末時点)いるらしいですからね。お子様もいらっしゃいますよね。
8階建て旧炭鉱住宅街
下から見上げるとすごい威容です。
入口は封鎖されていますのでだれも住んでいない、と思います💦
裏側に回り込んでみると5階部分から入れたようです。
が、もちろんここも封鎖されています。
屋上をつないでいるようですがあんなところおっかなくて渡れないよ高所恐怖症は。
その向かい側になにやら通路がありましたが
何やら元は何かの会社だったような所が。
ここと、逆側のここへ下りていく道も封鎖されていたので今は使用されていませんね。
ぐるっと一周歩いて戻っていくと
このあたりもジブローダーの一部になるのでしょうか。
朽ちた産業遺構が美しい。
海沿いまで降りてきました。
母子島と大角力がよく見えます。
ここからも石炭を搬出していたのでしょうか?
石炭を船に載せるのに使ったトリンマーもすっかり朽ちています。
炭鉱ツアーはここからトロッコで入っていくようです。
さて一周してまた港に戻ってきました。
こちらが切符売場です。
こちらも出発15分前ぐらいになるとどこからかお姉さんがやってきて切符売ってくれました。
ここにもトイレがあります。
切符は昔ながらの硬券で懐かしい。
13:46のフェリーで帰ります。
というワケで廃墟マニアにはたまらない、まだ住人がいらっしゃるのでほとんど島中好きに見て回れる池島に行ってきました。
うっかり旧歓楽街を巡るのを失念しましたがなんとなく往時の雰囲気と、しかししっかりと今も人が住んでいる感覚も味わえ、実に面白かったです。
というか乗ってきたフェリーの乗客でツアーに参加しないのはウチ夫婦だけでした。奇特(笑)
その横にはショッピングセンター(元)。
もう今はどこもやっていません。あとトイレはこちらで済ませておきましょう。
右手の道路に上がって登っていくと見えてくるのが
旧池島火力発電所です。
炭鉱なんですからそりゃ火力発電しますよね。
で、また少し上がって右側を見るとここにも団地が。そして微妙に人が住んでおられる生活感。
あとこの近辺は団地でなく一戸建てというかバラックみたいな建物が多く、池島って軍艦島に比べてギチギチではないのですよね。面白い。
歩道は誰も通らないからか植物の浸食が著しい。
更に上がると「新店街通り」いや店はない(笑)
が、郵便局などあり往時はお店で賑わっていたのかもしれません。
向かいのここももしかしたら飲食店か何かだったかもしれません。
人が入らなくなると途端に植物が生い茂る。生命力を感じます。
もう少し先へ進むと第3棟炭鉱社宅。
池島炭鉱体験ツアーに参加するとオプションでここの中の当時を再現した部屋に入れます。
そこから西側に入っていくと現役の掲示板があり、
もう使用されていないかな?な銭湯が。
こっちの奥の島の西側は人がもういなくなっているのかな?
やはりこのあたりは人の気配はありませんね。
更に西側へ進むとショッピングセンター(元)な建物が。
島でもはや唯一かもしれない飲食店「かあちゃんの店」。
少しのぞいてみましたがやってる気配はありませんでしたが💦猫ちゃんたちがいっぱいいてそちらは繁盛していました(笑)
長崎市立池島小中学校。
現在も小学生2名、中学生1名、在籍しているらしいです。
なんだかんだで人口は111人(2021年(令和3年)10月末時点)いるらしいですからね。お子様もいらっしゃいますよね。
8階建て旧炭鉱住宅街
下から見上げるとすごい威容です。
入口は封鎖されていますのでだれも住んでいない、と思います💦
裏側に回り込んでみると5階部分から入れたようです。
が、もちろんここも封鎖されています。
屋上をつないでいるようですがあんなところおっかなくて渡れないよ高所恐怖症は。
その向かい側になにやら通路がありましたが
何やら元は何かの会社だったような所が。
ここと、逆側のここへ下りていく道も封鎖されていたので今は使用されていませんね。
ぐるっと一周歩いて戻っていくと
このあたりもジブローダーの一部になるのでしょうか。
朽ちた産業遺構が美しい。
海沿いまで降りてきました。
母子島と大角力がよく見えます。
ここからも石炭を搬出していたのでしょうか?
石炭を船に載せるのに使ったトリンマーもすっかり朽ちています。
炭鉱ツアーはここからトロッコで入っていくようです。
さて一周してまた港に戻ってきました。
こちらが切符売場です。
こちらも出発15分前ぐらいになるとどこからかお姉さんがやってきて切符売ってくれました。
ここにもトイレがあります。
切符は昔ながらの硬券で懐かしい。
13:46のフェリーで帰ります。
というワケで廃墟マニアにはたまらない、まだ住人がいらっしゃるのでほとんど島中好きに見て回れる池島に行ってきました。
うっかり旧歓楽街を巡るのを失念しましたがなんとなく往時の雰囲気と、しかししっかりと今も人が住んでいる感覚も味わえ、実に面白かったです。