今回の札幌は目当ての新進気鋭の蝦夷前鮨屋の予約争奪戦に敗れ、到着時刻から2回転目もあるお店でないと、ということで移転前から行こうと思いつつ何故か訪問できていなかった姫沙羅さんにようやくの訪問。
札幌 円山エリア すし姫沙羅
「鮨」の字の間に「米」。
この文字を最初に見た時から来たかったのを改めて思い出した。
玄関に入ると、ちょうどコロナウィルスが北海道でって騒がれだした時期でしたので厳重に除菌。
さてつけ場の用意が出来ましたらば暖簾をくぐります。
設えはこのように。
前菜ではなく口休めなので好きなタイミングでつまんでくださいと。
胡瓜、山芋、他の浅漬け、切り干し大根、昆布。
このあたりから「これはやはり『呑ませる』鮨だなぁ」と否応なしに期待が高まる。
まずは生ビール。
ヱビスマイスターですもんそりゃ迷いなく。
この日の日本酒は
・伯楽星 純米吟醸
・美丈夫 特別純米
・日高見 辛口純米
・カラクチキッド紀土 特別純米
・春霞 純米吟醸
・山城屋ファーストクラス生酛造り 純米大吟醸
ここまで各2合
・寫楽 純米酒
こちらはラストに4合
相変わらず(ry
◆海鼠腸入り茶碗蒸し
最初に胃を温めてくれるところはまず間違いなくその後酒が進む酒肴を持ってくる。
はいこの後愉しいの確定。
◆とろ山芋巻き
沢庵ではないのでとろたくではなくとろ山芋。
なるほどこの店はトロだの雲丹だのをバンバン出してくれるので派手な印象ですね。
嫌いじゃないですよ。
◆槍烏賊
しっかり熟成で旨味しっかり。
ネトッとした舌触りが堪らない。
◆鮪小トロヅケ
ヅケとおっしゃったが、「というか醤油洗いです」と補足。
確かに見ていた仕事は洗いでした。
うんうん、この鮪は洗いがいい。
◆͡鮗(コノシロ)
コハダの出世魚ですが、この鮗は大味ではなくキチンと仕事をされた江戸前のコハダに勝るとも劣らない。
◆大トロ雲丹のせ巻き
まあホント派手だこと(笑)
いいですよ、こういう下品さ(褒め言葉)嫌いじゃないです。
◆酒肴八寸
・アブラボウズの焼物
・白老牛手毬寿司
・数の子
・鮟肝
・菜の花の酢味噌和え
・馬糞雲丹
・鰊真砂和え
・雲丹のジュレ和え?
・蟹
・雲丹味噌
・牡蠣
店主曰く「呑兵衛セット」でしたか。
これをこのタイミングで持ってくるところがもうまさに酒泥棒。
またこの日は11品のうち3品雲丹というホント雲丹攻めな日でした( ´∀`)bグッ!
ガリはザク切りで。
これもアテになるから酒呑みは恐ろしい(笑)
さて、つけ場では後半戦の握りの準備が着々と。
たまりませんなぁ。
◆春子鯛
春子鯛って酢が強いことが多い気がするのですが、これはナイスな具合で旨味がしっかりと立つ。
◆メヌキ鯛
これも熟成だろうねぇ、旨味が強いわぁ。
◆北寄貝
かなり細かい包丁が入っていてとても柔らかい。
この時期、北寄貝ですよねぇ~(この後毎日食べることになる)。
◆白子
粉醤油とカボスで。
こういうの言いたくないんだけど、マジ溶ける。
っつか北海道の鱈白子はホント洒落になってねぇなぁ(美味い)。
イケナイお品書きを見つけてしまった。
◆自家製唐墨
ねっとりレアで、あーこんなもん酒が進みすぎるに決まってますやん。
◆イバラ蟹 内子
美味すぎてグビグビいってたら大将に「ちょっと待って待って」って言われて。
酢飯投入。
なんだこの内子丼。
危うく食べ逃すところだったよ、このご飯投入バージョンこそが真価。
◆牡丹海老全部乗せ
姫沙羅さんのスペシャリテ。
他店にパクられたので写真撮影を禁止にしていたが、しっかり特許をとって晴れて解禁というほんとうにこの店でしか食べれない逸品。
海老キ〇ガイのウチの奥さん、昇天なされたらしいです(笑)
◆雲丹
この時期だし馬糞雲丹だったかな、〆にコレはヤヴァイ。
ここらで私も昇天(笑)
汁物いただいて
◆玉
カステラ状の玉で本当の〆。
おまかせ\25,410/人(税・サ込)×2 プラス酒で\36,200wwwwwwどんだけwwwwwwwwアホスwwwwwww
いやしかし大将のぶっきらぼうに見えて本当に酒呑みの気持ちをわかったメニュー構成からタイミング、そして間違いのない腕。女将さんの気取らないトークと行き届いたホスピタリティ。
あえて褒め言葉として「超絶怒涛の居酒屋鮨店」と称させていただきたい。
姫沙羅 (寿司 / 西線9条旭山公園通駅、西線6条駅、西線11条駅)
夜総合点★★★★☆ 4.3