じき宮ざわ

堺町通、四条通り烏丸地下街から錦市場方向へ。
「じき宮ざわ」さん。じきとは「食」の仏教読みでもあり、なんとなく食に向かい合う感じがしますね。
小路の左側に入口。
ちょっと物語を感じさせますね。




キリン一番搾り 小瓶。

銅製の器がキンキンに冷えててサイコウ。

折敷というか片木。
結構年季入ってます。
◆帆立貝を炙ったやつに蕪の昆布〆を載せて米の研ぎ汁をかけたもの
最初の一品にしては結構なポーションで歯ごたえもあり面白いですが米の研ぎ汁は?でした。
食前酒は常きげん 純米吟醸。
知らないで車で来ると大変です。
◆蓮根と新銀杏の真薯
新銀杏とは落ちてしまう前の身だとのこと
無窮天穏【純米大吟醸】斎香(さけ)生酛純米大吟醸
佐香錦〔火入れ〕令和3BY 1800ml


うーん、やはり酒が高い。高い酒というか純米大吟醸だのしか置いてない上に4倍掛けくらいです。ちょっと夜に来るのは及び腰になってしまいます。
◆伊勢の黄肌鮪を6日寝かせた刺身に八代の青海苔。山葵となれずしの「なまなれ」で。
これは抜群に美味しかったです。やはりポーションが大きいのでしっかりとし味わえて口中に赤みの旨さが染み渡ります。
◆焼き胡麻豆腐
「じき宮ざわ」さんのスペシャリテ。
福島の御宿かわせみさんで戴いた焼き胡麻豆腐に比べるとしっかりとした焼き加減で胡麻がたっぷりとかけられていてこれは別物ですね。
2019冬 南東北いきかえりの旅 Day4-⑥ 御宿かわせみ④ 夕食編

◆海老芋と明石の穴子、京菊菜のおでん。福井の辛子。
ここでおでんとは面白い。薄味の「いもぼう」といった趣で京らしさを感じさせます。
◆煮えばな
宮ざわさんの儀式みたいなもんで(笑)まずは煮えばなってやつです。
◆蒸らして炊き上がったご飯
お米は長浜産無農薬コシヒカリ。私は煮えばなとか別に良くて最初からベストなご飯を出すべきだ主義なのでこれを最初からでいいかなぁ。
味噌汁と香の物も揃って。
そう最初からこれでいい。
◆蜂蜜で炊いた「水」白木耳とともに
なんだろう、不思議に美味しかったです。京都の水って美味しいですなんだか。
見事な手前で点てて戴くお茶で〆。

〆て\10,530。コースは税サ込で\7,260。ビールが小瓶でたしか\770とか。
てことは逆算するとあの天穏\2,500か。
う~んやっぱ酒が高いなぁ。
「また夜に来ます」とはいいづらい。
お土産に白味噌で炊いたちりめん山椒を。\864。
これは非常にお買い得。

いちばん印象に残ったのは客層の良さ。
地元の気さくでありながら上品なマダムがほとんど。最近の流行りでもない、ある意味落ち着いた店で今でも人気だからこそ成しえる安定感。
お酒が高すぎるのでこのようなマダムのランチお食事会にどうぞ。



じき 宮ざわ割烹・小料理 / 烏丸駅四条駅(京都市営)京都河原町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5



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