尾張三河2019年末美食の旅 Day2-⑤ 和味の宿 角上楼 その④ 夕食編


さてとお楽しみの夕食のお時間でございます。
18:00か18:30からの開始ということでしたので18:00からでお願いしました。

井筒楼のお食事処「はいから亭」で。
暖簾はランチ営業のまま。
これは夕食になったら取り替えた方がいいと思います。

お食事処はこんな感じでスクリーンなどによる目隠し程度の仕切りも無し。
オープンな空間でございます(笑)




ドリンクメニュー。
お酒はひととおり揃えましたという感じで特にこだわりも感じませんし迷うほどの種類もない。

お食事メニューです。
年末なんかに角上楼に行くのなら普通はふぐ会席だと思うのですがウチ夫婦はどんなに好きなものでもあまり「尽くし」メニューが好きではなくいろいろなものを少しづつつまみたいほうなので『極上地魚会席お糸路料理』プランを頼んでいました。
「お糸路」というのは渥美半島伊良湖から伊勢神宮への絹糸の奉納路のことだそうです。
そして本当に渥美半島ってのは対岸の伊勢まですぐそこなんで伊勢海老だの蛤だの、伊勢と同じようなものが獲れるのです。

事前セッティングはなし。
とりあえず合格です(笑)


【先付】平貝の茶碗蒸し
この辺はあおさ海苔も美味しいですね。
柔らかめの茶碗蒸しに平貝の歯ごたえがマッチしてかつ胃をスタンバイ状態に(笑)


【御口取】日替わり旬の逸品
・浅利手毬寿司
・蛸のやわらか煮とさつまいもふくめ煮
・豚の角煮
・玉子焼き
・きのこと青菜の煮物

とりたてて特筆するものはないですね。
も少しなんか郷土食とかあってもいいかなと思わなくもないのですが、よく考えるとこの辺りはそもそも普段から慣れている食材がよく獲れる土地だったと思い出す。

ヱビス生
個人的に嬉しい(笑)

お酒は女将さんの出身地である千葉の寺田本家の角上楼オリジナルラベル「角〇」シリーズを中心に二人で8合ほど戴いたかと。

【御造】
・伊勢海老姿造り
・天然とらふぐ薄造り
・旬の魚介と地野菜造り

旬の魚介は栄螺、鰆、平目芽葱巻、鮑

地野菜はブロッコリー、キャベツ、大きめのプチトマト、パプリカ(赤、黄)。

野菜はもろみマヨで。

河豚はもちろん美味しいですが驚きはなかったですね。
平目と鰆が美味しかったかな。
もろみマヨは野菜食べやすかったです。

【焼物】河豚と大根の和風グラタン
八丁味噌、エリンギ、赤糸唐辛子

グラタンと言いますが八丁味噌を使ってあるのでビーフシチューのような風味。
これ美味しかったなぁ。

【鍋物】保美豚の南蛮鍋
葱、エリンギ、エノキ、大根

葱と食べるから南蛮鍋なんですかね?
想像が鴨南蛮かもしくはなんかエスニックな味付けなのかと思っていたのでびっくりするぐらいさっぱり薄味でした(笑)

【煮物】平目のあんかけ
付け合わせは茄子、里芋、生麩。
ま、これは想像どおりの味です。

【酢の物】もずく酢
平貝が入っていていいアクセントに。

【揚物】伊勢海老フライ
まぁそりゃ伊勢海老だから美味しいんですけどね、刺身もそうだったけど。
これも想像どおりでしかないんですよね。ま、口が肥えたもんですね、贅沢な話です。

【御飯】多古米のシラス炊き込みご飯

多古米というのも女将さんの地元の千葉県のものだそうです。
ほんとうにシラスに大葉の刻んだものに白胡麻というよくあるシラスご飯の組み合わせですが、シラスと米が美味しいんでしょうね、おかわり必須でした。


【止椀】郷土料理 八杯汁
八杯汁って延岡の郷土料理だったような?まぁ間違いではないけど(笑)

【香物】自家製新香
胡瓜、大根、白菜と基本の漬物。

ここで一服のお茶を挟んで。

【甘味】水菓子
リンゴのコンポート、白玉ぜんざい、プリン、チョコレートケーキ。
プリンぐらいかな、ちゃんと作ったかなっていうのは。あとはどれもバイキング夕食のデザートを取ってきてくれたって感じ(笑)
まぁ、もうそこまで期待はしていないけれどもこのデザートで珈琲も紅茶も出ないのは不思議。

残ったご飯は夜食におにぎりとしていただきました。自分で持って帰らされるパターンね(笑)

愛知県屈指の料理宿、と思ってようやく念願の来訪と相成ったのですが。。。
まあ河豚好きの人がそのためだけに来るならいいかもしれません。でも私なら河豚なら上関かそもそも大阪で食べた方が美味しいですし、河豚食べないなら温泉でもないし特にお勧めできる理由もないかなぁ。
関西からでも伊勢からフェリーに乗るとすぐなんでアクセス的にはいいんですけどね。




和味の宿 角上楼旅館 / 田原市その他)
夜総合点★★★☆☆ 3.3



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