七日間の軌跡 Day7-4|あなごめしのうえの 2017.8.31 Thr.

旅は終わり、自宅に帰ってきましたが最後にもうひとつ。
帰ってから食事の用意をするのも面倒なので夕食用に宮島であなごめし うえのさんであなごめしを買っておきました。

レトロなパッケージがいいですね。

宮島のシンボル、厳島神社の鳥居としゃもじがデザインされています。

味付けが濃すぎず薄すぎず実に絶妙で冷えても美味い!
あっというまに空になりました。

創業明治三十四年 駅弁あなごめし うえの

「あなごめし」は、上野他人吉が、宮嶋駅(明治30年開通)の駅売弁当として販売したのがはじまりです。
他人吉は明治の中頃、宮島でお米の商いをしておりました。その後、機会があって、宮島口の駅前参道に茶店を開業、その茶店を起点に駅弁あなごめしは誕生しました。当時穴子がたくさん獲れていたこの宮島近海では、昔から地元の料理としてあなごどんぶりがございました。茶店にも一品として旅人を楽しませていたことでしょう。江戸時代の芸藩通史にも当地の穴子の美味しさが書き伝えられております。

他人吉は、この宮島でもてなされていたであろう「あなごどんぶり」の白飯を工夫し、穴子のアラで炊き込んだ醤油味飯を考え出しました。その炊き込んだ飯はこくがあり、大変評判となりました。当時開通したばかりの宮嶋駅で駅弁を販売することを考えていた他人吉は、早速この飯に穴子をびっしりと敷き詰めた「あなごめし」を名物として販売することにしたのです。以来、山陽本線では評判となり、駅弁として販売を続け百十年を超えました。今では、宮島や広島市内においても「あなごめし」の名前は広く使われるようになり、特徴とこだわりを持った美味しい広島の名物となりました。私の母と、母を助け守り続けた多くのスタッフのひたむきな努力によって今日に至っております。「あなごどんぶり、あなご弁当」は数ありますが、「あなごめし」は両親の守った上野他人吉の味が一番と信じて頑張っております。

近年は、穴子の不漁により漁師さんの世代交代が出来ず、当地における日々の集荷が限られる状況になってしまいました。百年を経て、新たな暖簾をかけるつもりで取り組む覚悟です。長年あなごめしが愛されている事を強く心に刻み、これまでの味を知るお客様と共にその味を守り受け継いでいきたいと思っております。何卒お導き下さいますよう宜しくお願い致します。 四代目 上野純一
-引用元:あなごめし うえの
穴子のアラで炊き込んだ醤油味飯が味の秘訣なのですね。
なるほど美味しいわけです。


これで1週間の旅の備忘録は終わりです。
ご覧になっていただいた方、長々とだらだらと書き連ねて申し訳ありませんとともにありがとうございました。
さて次はどこへ行こうかな♪



うえの 丼もの(その他) / 広電宮島口駅宮島口駅
昼総合点★★★☆☆ 3.8

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