あ、下関では河豚のことを福と掛けて「ふく」と呼びます。
というワケでやってきたのがこちら大衆酒場 三桝さん。
創業65年の名酒場です。
こちらは太田和彦先生も吉田類先生もともにいらっしゃってます名店。
このような小路を入っていきます。
暖簾をくぐった先はこのような感じ。
なるほど上階は宴会場なのですか。
三桝ビルですもんね。
たぶん今は宴会場あまり使ってないと思いますが(手が回らないと思う)。
メニューは黒板書き。
ここ、河豚が安いんですよホント。
ただふくさしだけは時価。
刺身だけ天然トラフグなんでそこそこします(確か今回\4,500くらいだった)
瓶ビールを所望。
銘柄はキリンかアサヒですのでキリンラガーを。
◆ふくの唐揚げ
身が柔らかくて衣に香ばしい味付けがされていて実に美味。
◆きんたろうの焼き魚
萩の名物きんたろう。ヒメジですね。
嗚呼これホント美味しかった~。
小さい魚なんですが甘味のあるほっこりした口当たりで素晴らしいですね。
◆めんぼ(ウマヅラハギ)の煮魚
こちらはすごくしっかりとした身でかなり煮込んだにもかかわらずプリップリ。
長時間煮込んだことでしっかり味が染みていて本当に滋味深い。
付け合わせの豆腐までものすごく美味しかったなぁ~。
冷酒は下関の酒、菊川
常温も菊川でした
いいですね、この供され方。
これぞ大衆酒場です。
一合瓶、イイですね。
◆トラフグのてっさ(河豚刺し)
てっさは大阪弁でフグチリのこともてっちりと言いますね大阪では。
かつては下関から東京までは遠すぎるので下関の河豚の一番イイのは大阪に納入されていたといいます。
だから今でも河豚を食うなら実は大阪だ、と食通の友人が言っていたのを思い出します。
私としてはお待ちかねのこちらの方が風景よりインスタ映えしますね(笑)
ここらで投入したのは山頭火の冷酒。
山口市の酒ですね。
浅葱をくるんで紅葉をといたポン酢で…嗚呼まさに口福。
ここまでねっとりとした味わいの河豚はなかなかないですね。
話好きの楽しい女将に「また来ます」と約束してしまったのでまた再訪しなければなりません。
また近いうちにお逢いしたい。お元気なうちに。
ご馳走様でした。
三枡 (居酒屋 / 下関駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.7