la bûche

今年の3月に長野は茅野の「ca'enne」さんに行って以来、「薪焼き」というワードが頭を離れず。そんなときにその3月にオープンされたこちらのお店の情報を目にしまして。しかもナチュラルワインが豊富とのことでこれも3月に行った長野は野沢温泉の「七良兵衛珈琲」で出会ったワインが忘れられず、そのどちらも味わえるこちら、行かない手はないと京都駅からバスで約1時間。小旅行気分にもなれてサイコウな大原までやってまいりました。
店構えもとっても素敵♪
向かいに見えるは翠黛山と金毘羅山。その向こうに鞍馬山です。
なんともいいところ、ですがさすが三千院などで観光客が多い土地。アクセスは抜群で京都駅からも国際会議場駅からも1時間に2本のバスが運行しています。































メニューはプリフィクスが基本。(アラカルトもアリ)
基本のAコースが前菜2+1、メイン、デザートで\5,300(税込)。
少し軽めのBコースは前菜2、メイン、デザートで\4,600(税込)。
それよりもボリュームが欲しい人はシェフのおまかせコース\6,600(税込)とのことです。
なんでも基本です。Aコースでお願いしました。
本日の追加メニュー。
あったらいいなと思っていたジビエアイテムにニンマリ☺
◆アミューズ
サラダ大根の下には フロマージュブラン。新生姜がピリっと利いている。
一皿目から成功を約束する味わいです。
◆前菜①
パテドカンパーニュ
鹿肉も入っているとのことですごくしっかりとした味わいで何よりポーションがデカイ。
本当に柔らかく滋味深いパテでこんなの初めて。実に美味しかったなぁ~。
パンは滋賀の大地堂さんのスペルト小麦でつくられたものだということです。
バターは燻製されているそうですがとくに香りなど感じなかったかな?美味しかったけど。
●Chateau La Franchaie Cab'haut 2019
華やかでしっかりとした味わいでタンニンもしっかりしていてこれはメインの方が向いてたな、ということでメインにも同じこれを合わせました。
前菜①
洛北イノシシのローストハム[+\1,000]
というのもコレが思ったよりジビエ感が少なくて。おすすめされたもう一つの方の赤を頼めばよかった。まぁ美味しかったからいいんですけど。
前菜②
冬の大原野菜 薪焼き盛り合わせ
大原野菜は右上にしろ菜、左上にちぢみ菜、左下に白蕪、右下に黄蕪、その下に祝蕾。
黄カブはホクホクなので最後に、白蕪は瑞々しいので最初にと説明があり、確かにその通り戴くと抜群に美味しかったです。
というかどのお野菜もすこぶる美味しいのですけど!こんなに野菜を美味しいと思ったのは初めてかもしれない。
●Jumping Juice Orange
抜群に腕白なオレンジワイン。あ~これと大原野菜のマリアージュはオーストラリアという南半球とも合ってしまうなんとも妙。
◆メイン
洛北 鹿の薪焼き もも肉[+\200]
かかるのは冬苺ソース、付け合わせはアンデスレッドという品種の芋。
これもポーションがすこぶる大きい。贅沢だなぁ。
そして洛北の鹿、スッゲェ美味しいですねぇ😋
脂身がないけど非常にジューシー。赤身とはなんぞやという味わいです。
◆デザート
チョコレートテリーヌ 銀杏 大原の里さん樽出し味噌
白味噌のソースが大原の里さんのもののようです。銀杏が揚げられていてこれがチョコのテリーヌと不思議にマリアージュ。
デザートまでまったく気を抜かない。素晴らしい。
食後のドリンクはコーヒー、紅茶、ハーブティに+\380で"カーボニック・マセレーション"のスペシャリティコーヒーに変更可。
てことでスペシャリティコーヒーにしてみましたがなんとも華やかなフルーティーさで紅茶かと勘違いしそうになるほど。面白いなぁ。

〆て会計は\11,760
ビールはハイネケンで\750。料理のプラスチャージが\1,000+\200。ということはワイン3杯で\4,510。
まぁまぁそんなもんかな、という値段でワインも素晴らしいセレクトで美味しいので満足感の方が高い。
京都に非常に素晴らしいローカルガストロノミーが生まれました。
店主の奥様曰く「このままビストロでいくかリストランテにするかそれとも」と考え中ではあるらしいですがどの形態であろうと成功は約束されていると思います。
個人的な希望はオーベルジュにしていただいて泊りでたらふく堪能したい(笑)
大原の温泉宿とコラボみたいな形でも面白いかもしれない。
なんにしても、わざわざ大原まで足を運ぶ価値がある、素晴らしいお店ができたことに祝杯を上げようではないか。




la bucheビストロ / 京都市左京区その他)
昼総合点★★★★ 4.2



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