とよなか桜会

以前から存じ上げてはいたのですが、近くにあるとなかなか行かない論理で行けていなかった2010~2018年ミシュラン獲得のお店「とよなか桜会」さん。
浪曼路さんの隣のこのビルの2Fなのですが、まずいきなり半地下と半一階みたいなことでどれが何階だかよくわかりません💦

偉大なる、町中華ではない普通の中華 | チャイナダイニン 浪曼路
やっぱ2Fって書いてあるのでとにかく中に入ってみよう。

さっきの半一階みたいなところに上がってみました。
う~んわからん!(笑)でもこの写真の真ん中の上側でした。ピンクの看板のところの右側ですね。左奥にエレベーターがあるのでそれで上がるとよいです。階段で上がったのですが柵が低くちょっと怖かったです。
中の間取りの図面がドアというなかなか斬新なバブル感(笑)

カウンターのビビッドな赤もバブルっぽいですよね。
デロンギのマルチグリルが調理場に鎮座しており、ビタクラフトのグリルイングリルも導入するなど先進の気概を思わせます。
瓶ビールはアサヒスーパードライでしたので生ビールを所望。
サッポロ黒ラベル \700
入れ方は上手いしこれは毎日しっかりとサーバー洗浄されていますね。実に美味しいです😋
◆先付

企業秘密だろうと思うので何度で何分かは伏せますが煮た蛸、利休麩、黒豆のずんだみたいなの、柿の和え物。
あれ?最初から思ったより面白くて美味しい。
◆椀物

大山地鶏といろいろ変わったキノコ類の土瓶蒸し。
秋ですねぇ。
ここらでお昼というのに日本酒を所望してしまいましたらば、ちょうど各種ひやおろしが入ったんでとズラリと出していただきました。
こちらのお店、ドリンクのメニューを見ると十四代だの純米大吟醸だの一杯(150cc)二三千円台の酒ばっかりでちょっとビビリますが、実際はこのあたりのリーズナブルなものが多いようです。
上にはない開運の純米ひやおろしをお願いしました。
だいたい一杯\800か\900くらいのようです。
錫の器でお酒もキンキンに冷えているのでたまりません。

◆造里

これも何度で何分かは伏せますが油に通した鱧ちり、中トロ、剣先烏賊。
鱧ちりは梅だと強すぎるので紫蘇酢で、他は泡醤油と山葵エキスをスポイトで。
桜会さんの醤油と山葵はこうだというのは知っていましたが鱧にも抜かりがないとは。無思考に梅をのっければいいではないところに矜持を感じます。
◆八寸

筋子やら無花果やら落花生やらなんかの松風やら。
そらお酒がすすみます。
なので日置桜の純米ひやおろしも頂戴いたしました。
日置桜さんの季節の酒、「山装う」は秋、冬は「山眠る」、春は「山笑う」、夏は「山滴る」。こんな説明もすらすら出てくるところがあぁここは呑ませる店だ。夜来ないとダメだ。いや昼でも呑んでるけど💦
◆焼肴
秋刀魚のコンフィと蟹とキノコの春巻き。
この秋刀魚、長時間コンフィされているので骨までいけますよ、と。うん、秋刀魚の滋味を全部戴ける。素晴らしい。
春巻きも蟹とキノコなんて美味いに決まってるよね。
◆炊合

甘鯛の湯葉蒸し、里芋、蓮根、南瓜、生麩。
甘鯛が滲みるねェ。そして各食材の食感のバランスがとても良い。
あと、土瓶蒸しの段階では少し薄いかなと感じたんです。が、後半につれ少しづつ味が強まる感じでこれも酒を呑ませるねェ。


◆御飯(香のもの・止め腕)

インカのめざめとベーコンの炊き込みご飯。

なかなか腕白な炊き込みご飯。
見た目と違ってけっこうあっさり目。残った分はおにぎりにして持たせてくれます。
◆デザート
道明寺の御萩、酒粕チョコ。
これ目の前で拵えられましたがすごいですねぇ工夫が。
料理もですが、どれもとても意志の感じられるもので、「美味しいものを食べさせたい」という気持ちを感じます。
正直、「こんな地元で有名店だと胡坐をかいて凡庸になってんじゃないの」なんて思っていた自分を叱りたいw
〆て\10,164-。コース料理はランチは\3,800か\6,500。\6,500の税サで\7,508。
ですので税サ引いたお酒の値段は\2,400。ビールが\700なのでやっぱりお酒は\800と\900でしょうね。
いや~実にいい。夜の再訪を誓わずにはおれない素晴らしい酒呑み店でした🍶🍷🍺​




とよなか桜会懐石・会席料理 / 少路駅(大阪モノレール)
昼総合点★★★☆☆ 3.9


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