鯛のベールにむせぶ鶏は舌に残る慕情 | 上新庄 青波


青波と書いて「セイハ」と読むこのお店。
2年前にオープンして以来、ずっと気になっていたのですがなかなか近くに行く用事もなく、今日一念発起してここに食べに行くためだけに上新庄まで行ってきました。
結果、後悔しました。今まで来てなかったことを。

月曜日がお休みなのと、ランチタイムは14:00閉店と少し早めですね。

メニュー名は独特。
慕情という名前の鯛ベースのスープと無情という名前の鶏ベースのスープと、和儀麺というまぜそばの三種。
ラーメンは塩か醤油からチョイスなので全部で5種のラーメンということになりますでしょうか。
なんでこういうメニュー名なのかは店内に入ればわかる人はわかります(笑)

ランチタイムはサイドメニューや替玉が安くなるようです。

こだわりのビールもあるようです。
今度は電車で行かないと(;^ω^)

ドン!
そう、どうも店主は熱狂的なサザンファンのようです。
他にも店内狭しとサザンのLPなど飾ってあります。
BGMも100%サザン。
私としてはとてもうれしい(笑)

で、タイトルにも歌詞の一部をもじってつけたのですが、サザンオールスターズには世に万葉の花が咲くなりというアルバムに収録された「慕情」という曲があるのです。
懐かしいですね、稲村ジェーンの次の年にリリースされたアルバムです。
その慕情という曲の1番の歌詞で「慕情」と出てくる部分の2番は「無情」と歌われるのです。

とここまではメニューを見てピンと来ていたのですが、まぜそばの和儀麺というのはわからないなあと調べてみたらオープン当初はメニューになく、限定で出していたもののようですね。そしてその当時のメニューには「欲望の日々」と書いてありました。
和儀麺というのはちなんでないのですが「愛と欲望の日々」に絡めているのですかね。

と長ったらしくなりましたがさあやってきました。
慕情 塩 鯛こぶ〆(3枚)、豚肩ロースレアチャーシュー(1枚)、味付玉子をトッピング。
いちばん右の鶏ムネチャーシューは慕情にデフォルトのトッピング。

鯛を中心にとのことでしたが十数種類の具材を煮込んでいるということでひとくちでは表せない味。
胃に染み入るようなとっても優しい味でありながら実に滋味深く力強さも感じられるとっても素晴らしいスープ。

トッピングの鶏ムネチャーシューは、じっくり丁寧に低温調理されているのでしょう。
火はしっかり通っているのですが中は生かのような舌にまとわりつく柔らかさでありながらものすごい弾力も。

鯛こぶ〆は鯛のスープに合わないわけはないよなと思っていたのですがまさに。
昆布で〆ているのですがホント軽めでほぼ刺身。でありながらしっかりと昆布の風味はのっていて噛めば噛むほど旨味が溢れだしてきます。

豚肩ロースレアチャーシューは無情にデフォルトトッピングされるものですがこれも美味しかったですねぇ~。
ものすごくしっかりした味でこれも低温調理されているのかなぁ?見た目すごくレアなんですけど口に入れてみるとしっかり火が入っているような気はする。
そしてこれも噛めば噛むほど(略

味付玉子という表現でしたので煮玉子とは非なるものなのでしょう。
中は半熟でこれも美味しかった。

いや~久しぶりに塩ラーメンのトップを更新されたなぁ~。
これは間違いなく再訪します。
無情という方もまぜそばも食べてみないと(^^♪

Dec.25, 2018 Tue.



青波ラーメン / 上新庄駅だいどう豊里駅
昼総合点★★★★ 4.0





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