1970年に催されました大阪万博に伴い、現在、大阪メトロに名を変えた元大阪地下鉄から延伸している北大阪急行が当時はグイっと曲がって万博会場まで通じていたことをご存知の方はどれだけいらっしゃるでしょうか私はまだ生まれておりませんでしたがこんにちは。
私が現在住まいしておりますJR茨木駅周辺は、そんな中割りと近い場所として当時駅もリニューアルされたりマンションも建造されたりと万博バブル的なものをきっちり今、約50年後のツケを払っている街でござまして。
更には近年、パナソニックだのサッポロビールだの東芝だの日東工業だのという茨木市に貴重な法人税をお納めいただいていた大企業が相次いで移転して更地ばっかり財政難な、なかなかナイスな状況であったりするそんなドーナツ化現象のドーナツな都市。
ですのでなかなかいい飲食店はなくチェーン店が跋扈する状況であります。
そんな中、ご夫婦でやっていらっしゃるこちらのお店、ずっと気になっておりまして。
19時オープンというのがネックで(できれば17時台から呑みたいw)、ようやくの探訪となりました。
生ビールはヱビス。
あーもうこれだけでポイント高い。
しかも入れ方もほんとうに素晴らしい。
設えも期待大な感じ!
ざっとメニュー的なものを。
◆付き出し
こちらのお店、もうこれがスペシャリテと言ってしまってもいいのではないかと思う付き出し。
メニューに載ってるほとんどの品が少しづつ提供されるのです。
・ホタルイカ香味酢
・菜の花の白和え
・丹波地鶏のモモ肉焼き
・そら豆甘煮
・タケノコ香味焼き
・鰆の西京焼き
・三色だんご
・玉子焼き
・さやえんどう?の天麩羅
・赤蕪と胡麻紫蘇?のお鮨
これひとり呑みだったらこれだけで完結しそうなんですけど(笑)
お酒は緑川、夢乃越州、ばくれん、大信州と戴きました。
◆お造り
全部盛りで(笑)
お好みで、チョイスしたものだけを盛ってもらうこともできますよ。
ちょいとアップ。
これホント美味しかったなぁ~。
・クエの雲丹巻き
・甘鯛の菜の花巻き
・太刀魚炙り
・金目鯛
・カマス炙り
・鰆炙り
・鰹塩タタキ
・鮪大トロ
・車海老
山葵が茎山葵なのがたいへん好みでした。
また青魚類は皮目を軽く炙ってあるのですがこれがまた抜群の具合というか。
炙ることで皮目の脂は香り立ち、身はレアなままでむっちりしっとり舌に絡みつく。
どのネタも新鮮で、地元でこんなに美味しい刺身が食べられるとはなんで今まで知らなかったのだろう。
◆隠岐の島 岩牡蠣
生とフライとのこと(直火がないので焼き牡蠣はできないとのことです。そりゃしょうがない)で、生で戴きましたが今まで食べた牡蠣の中でもいちばんクリーミーさを感じました。凄い!
◆自家製鴨ロース
付け合わせに菜の花と鶏?鴨肉の端っこ?みたいな味付けをした鳥の細かいお肉が。
これらと粒マスタードを鴨肉で包んで口に入れるとあらなんという素敵なマリアージュ。
奥さんはあまり肉系好きじゃないのにこの鴨肉は割とバクバクいってました。
美味しいということでしょう(笑)
◆たけのこと地鶏のおこわ
付き出しには塩焼きがありましたがこちらの丹波地鶏は実に滋味深く美味しいですねぇ。
どちらかというと薄めの味付けに思えるのですが素材の味だけでものすごく濃く感じるほど。
お吸い物もシンプルながらおこわとのバランスが実にいい。
こちらも瞬殺でペロリ。
〆て二人で\14,720。
コレは安いなぁ。茨木にしては高いかもだけどウチの夫婦の呑む量考えると安いほうなんすよねぇ。
ウチから歩いて3分ほどととても近いこともあるしここは通うことになるだろうなぁ。
このお店は現在閉店しております。
Apr. 7, 2018 Sat.
あかね (割烹・小料理 / 茨木駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.7