山と海とシェフが創る至福の時間 2017.2.20 Mon.

ニセコにあってミシュランスターシェフのフレンチが戴ける素晴らしいお店KAMIMURA

メニューはコースのみ。
・アーリーバード・ディナー 8,000円
・シェフ・デギュスタシオン 15,000円
の二通りです。

このうちアーリーバード・ディナーは18:00入店20:00退店となります。

もちろん悩まずシェフ・デギュスタシオンで予約♪

ちなみにデギュスタシオンとは英語でいえばテイスティング、日本語でいえば利き酒。
テイスティングの先があれば・・・それも食べたい(笑)
































メニューがこちら
否応なしに期待が高まります


席より外を眺める
ニセコひらふ十字街近辺、セイコーマートあたりから50mほど東側(倶知安駅方面)へいったところにあります。


店内の様子

我々が最初の客だったのでこんな感じですがすぐに満席に。
































まずは生ビール
サッポロですけどクラシックではなかったです


Sparkling Strawberry 炭酸イチゴ
japanese herb salad

なんと前菜はイチゴ。
何やら味付けされた炭酸パウダーの上でハーブサラダとともに
イチゴ自体も漬け込んであるようです



Semi-dried Persimmon あんぽ柿 
blue cheese, pear, wine jelly

あんぽ柿とブルーチーズ、西洋梨、ワインゼリーの絶妙なバランス。
これぞフレンチ!と思わせる素晴らしいマリアージュでした。


Notsuke Scallop Shot 野付産帆立のショット
ikura, seaweed and cucumber

帆立にイクラと海藻とキュウリが和えてあります。
これはまぁ予想通りの味。
美味しいのは間違いないですよ。


Botan King Prawn ボタン海老
brussels sprouts, cauliflower and beetroot sorbet

テーブルビートのソルベのかかった芽キャベツ、カリフラワーの中にボタン海老が。
芽キャベツがやたら美味しかったのとやはり具材同士のマリアージュが素晴らしい。
口の中でまさに一体となって単体それぞれでは出ない味わいがあります。



パンも美味しかったぁ~































リンデス・デ・レメリュリ・サン・ビセンテ 2011

リオハのワインです。
わりとリオハのワインが好みです。



ヴィンテージが違いますが


Pumpkin Puree ‘味平’南瓜
24k gold, cashew nuts and dried fruits

カボチャの金団にはカシューナッツとドライフルーツが練りこまれています。
それを金箔で覆うというまぁなんざましょ贅沢な(笑)


Grilled Menuke Fish メヌケのグリル
quail egg, gingko nut, daidai jelly and brown rice risotto

メヌケのグリル、ウズラの卵、銀杏に玄米のリゾットがかけられています。
これまたメヌケのグリルのグリル具合も絶妙に火が通っているが食感は生に近い。
そこに玄米リゾットの味付けがこれまた絶妙にからみあって口中でほどよくほどけていきます。


サラダはこんな感じで供されます。

ドレッシングが一見普通のフレンチドレッシングなんですがなんとも美味しかったです


パン2つ目

これも柔らかふっかふか


Braised Endive アンディーブのブレゼ
jamon iberico, niseko mimolette

アンディーブ、つまりチコリー。
日本では北海道でしか栽培されていなかったと記憶しています。
これをブレゼしたものにハモンイベリコをのせ、ニセコ産のミモレットチーズをかけてあります。
これまた計算されつくした配合というか、チコリーは正直苦手なんですがスルスルと入っていく。
むしろどんどん食べたくなるんですよね。なんだこりゃ。


Butter Poached Venison 蝦夷鹿肉のポッシェ
mushrooms, soy milk and miso

来ましたエゾシカ。
もうほんと素晴らしい低温調理。もちろん臭みなど皆無、赤身肉のいいところだけが出ています。
そこに濃い目の豆乳味噌のソースがこれまたなんとも・・・(絶句)
付け合わせの椎茸も上にかかっているマッシュルームのスライスも、すべて一緒に口に入れた時、まさに口福が生まれます。


Chargrilled Hokkaido Wagyu 北海道和牛の炭火グリル
eshalot, shungiku, potato puree and veal jus

鹿のあとに和牛。
こちらはグリルしてあるのですが確かにそれぞれその調理法だなぁ...と。
そしてこちらは牛肉にしっかりと味付けされていてポテトピューレでそれを緩和してある。
いやもう本当におなか一杯なのに手が止まらない・・・


Duck and Veal Consommé 余市コンソメ
drops of yoichi whisky

底に余市ウイスキーがあるところへ

コンソメスープを注入

なんだこれすげー美味い。
ほんのり香る余市ウイスキーとコンソメスープがこんなに合うとは。


Roasted Apple 林檎のロースト
vanilla ice cream and caramel sauce

デザートはリンゴのローストにバニラアイス、キャラメルソースがけ。
カシューナッツもあったかな。




Espresso or Tea コーヒー又は紅茶
petit four

食後のコーヒー。
茶菓子もそれぞれ意匠が凝らされていて大変おいしゅうございました。


食後、上村雄一シェフが挨拶に来られましたが本当に丁寧にごあいさついただき、また素晴らしい笑顔に「あ、やっぱりまた来たい」と思わせられました。
ニセコでも有数の高級店ですが、それだけの値打ちは存分にあります。
ニセコに来た際には必ず通うことになりそうです。




尚、サービス料10%チャージされます。
しかしなんで住所だけ日本語混じりなんだろう?(笑)


所在地はこちらでございます

ちなみに夏はランチ営業もありますよ
































高級コンドミニアム四季ニセコ内にあります



同じビル内に2013年12月だから3シーズン前でしたかね、デリができました。

結構豊富な品揃えでよさそうでしたよ。詳しくはコチラ



カミムラ フレンチ / 比羅夫駅
夜総合点★★★★ 4.2
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