瀬田の唐橋の畔に佇むこちら「蔓ききょう」さん。ジビエの名店にようやく伺うことができました。
なんとなく車でないと行けないという思い込みがありましたが公共交通機関でもJR石山駅からでも徒歩15~20分くらいで行けましたし京阪電車の石山坂本線の唐橋駅で降りれば10分かからないぐらい。
ジビエか琵琶湖の恵みと厳選季節野菜コース \6,600(税込)を予約していました。
ランチではこれが一番高いコースでメインのジビエは鹿か鰻のチョイス。
それ以外の猪、月ノ輪熊、天然大鴨、キジ、キジバトなどにすると差額プラスになります。
全て滋賀産です。
今回は鹿でお願いしましたがキジなど他のジビエも食べてみたいし淡海地鶏地鶏も雄雌部位別で提供されていたりで美味しそうでした。
リピートしないとです。
生ビール ハートランド \770
たっぷりな量で実に良心的。グラスもうすはりっぽいものになっていました。
◆炊き合せ 〜Takiawase (simmered assorted dish)〜
マキノの筍
滋賀県北部、冬は雪に包まれるマキノ地区の筍。優しいお出汁でシンプルに。
◆お刺身 〜Sashimi〜
鰆、びわマス、アオリイカ、トラフグ、トラフグ湯引き
こちらはビワマス以外は県外のもの。しかしてトラフグの弾力が抜群でブリンブリンでした。
お酒は滋賀県高島市の上原酒造さんの不老泉のみ。亀の尾 純米吟醸と山廃仕込み 紫ラベルを戴きました
おちょこかグラスかとっくりと聞かれてとっくりとお願いしましたがグラスはわかりますがおちょことはどういうことなのでしょう?(笑)
とっくりでもどちらも表記の\880でした。
◆天ぷら 〜Tempura〜
コシアブラ
天ぷらもシンプルにコシアブラのみ。塩を振っただけですが美味いですねぇコシアブラ。
◆ジビエ肝パテとパン 〜Gibier liver pate with bread〜
鹿のレバーのパテ
パテもメインの食材によって変わるようでした。なんとも滋味深いパテで酒が進んで困るやつでした。
◆焼き野菜盛合せ 〜Grilled assorted vegetables〜
・カーボロネロ(黒キャベツ)を低温でじっくり焼いたもの
・ジャンボマッシュルーム
・グリーンアスパラ
・千両ナス
・シュガーキャロルミニトマト(キャロルセブン)
・そら豆
・新玉葱
・紅はるか
・アピオス
・雪の下で熟成させたメイクイーン
芋類3種にはバター。黒にんにくのソース。
この焼き野菜、抜群に美味しかったですねぇ。特に新玉葱とカーボロネロ、メイクイーンは秀逸。
◆ジビエか琵琶湖の恵み 〜Gibier or special dish from Lake Biwa〜
鹿
燻製塩とタスマニアの粒マスタード、鮒寿司の周りの麹の部分をクレソンと合わせたソース
好きなのもありますが焼き加減も絶妙で実に美味しい鹿でした。鮒寿司の周りの麹とクレソンのソースも抜群に美味しかった。
◆ご飯〜Rice〜
焼きおにぎりと鶏ガラスープ
自家製のもろみ味噌をのせて焼いたものと鶏ガラベースの醤油塗して焼いたもの
炭火でなくバーナーで炙る斬新な焼きおにぎり。これも滋味深くスルッと食べられます。
◆デザート 〜Dessert〜
不老泉の酒粕のアイス
近江米の餅米の最中
写真撮り忘れ食べかけですが💦これも地元の食材で実にローカルガストロノミー。
これで〆て\9,310。気持ちの良い接客と気持ちのいい古民家、そしてなによりホンモノのジビエ。遠くまで行かなくても近くにありました。
また来るどころか通い詰めてしまいそうです。
炭火割烹 蔓ききょう (日本料理 / 唐橋前駅、石山寺駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.9