Imparfait

もうすぐオープン5年。
ジワジワ人気を上げてきていましてもうそろそろ行っておかないと予約取れなくなりそうなこちら「Imparfait」さん。ちなみにImparfaitとはフランス語で半過去を表す過去時制ですがそれが転じて「不完全」とも解する意味。私は謙虚さの現れと思います。

店頭にメニューが置いてありますがアテになりません(笑)
結局のところ仕入れ次第のようでだいぶこれとは内容が違っておりました。

テーブルセットにつき、お箸が多めです。
結構どれを使っても良いですがメニュー説明の時にオススメのカトラリーは説明されますので安心。

ランチはワンドリンク制っぽく見えるドリンクメニューですが呑まなくても大丈夫です。
が、ワンドリンクは逆に一律\500とお安いので呑んだ方がお得ではあります。
頼んだビールはサッポロ黒ラベル小瓶。

◆前菜
・豚バラ、玉葱を白ワインで炊いてペースト状にしたリエット
・コンテというチーズの入ったグジェール
・アーモンドを塗した北海道産のクリームチーズ

藁を炙って香りづけ。よくある前菜ですがしっかり美味しい。

◆キタアカリのコロッケ、葱のソース。ペコリーノを振りかけて。

こちらは素材やソースなどが変わるが定番っぽいですね。この器使いたくなる気持ちわかる(笑)

◆ゴマサバ
鯖は福岡県産の真鯖。
一番下に新玉葱をソテーしたもの。上に新玉葱と茗荷の生のスライス。黒胡麻と茗荷を合わせたドレッシング。大葉のオイルに大葉のフリット。

シェフたちは先日博多に行ったそうでそこでインスピレーションを受けたらしく新メニューです。
鯖の種類としては真鯖と胡麻鯖がありますが博多名物の「ごまさば」は真鯖を使うものとされています。マサバの刺身を甘い醤油に漬け、胡麻やネギなどの薬味を乗せて食べるものです。
その基本に忠実に、しかししっかりフレンチに昇華されている。素晴らしいです。

◆ブロッコリーをサワークリームとブラックペッパーでどうにかこうしたやつの上にホタルイカ、スナップエンドウ、ウスイマメ、セロリの葉、中に自家製のパンチェッタ。

季節が合うのでホタルイカとスナップエンドウはフレンチやイタリアンでよく見る組み合わせな気がします。確かに口の中で融合され様々な触感と味が見事に着地します。

●楠ワイナリー ソーヴィニョンブラン2020

ナッツ類を事前に渡され潰します。

◆シルクスイートのスープ。

ベーコンとローズマリーの泡。
そこにスープを注いでもらって完成。
ナッツの風味がシルクスイートのスープにアクセントを加えて良いですね。

◆青さのゼッポリーニ

ホカホカで美味しい。お代わりはないのでご注意を。

◆クロダイのキノコのソース、舞茸、アラレのパウダーを塗してオーブン焼き。

付け合わせはスイスチャードのソテー。和風テイストのコンソメ、ナメコでとろみをつけて。
メインの魚料理ですが、スープ仕立てっぽくスルスルと呑める。ナメコが効いてますね。

●カーブドッチワイナリー ツヴァイゲルトレーベ2021

他にははすみふぁーむメルロ2020とココ・ファーム・ワイナリーの陽はまた昇る2020をご提案戴きましたがこれらも呑みたかったですがさすがにお昼にそこまで呑むのは遠慮しました。

◆メイン
四万十ポーク
金美人参のソース、ビーツのバルサミコのソース、無農薬野菜の紫人参、蕪、シャドークイーンのチップ。

四万十ポークが柔らかくて美味しいのはもちろんですがソースが実に美味しい。肉の火入れも技術を伺わせます。

◆シラスの素麺

和風テイストも挟みます。ランチの〆としては軽くていいかも。

◆レモンシャーベットに炭酸水

炭酸水を入れるとシャーベットにシュワシュワ感が足されていいですね。

◆出雲の煎茶

この煎茶が実に美味しい。温度も抜群でした。

◆アシェットデセール
苺の大福
求肥で包んだ苺のムース
お米のチップ、苺のパウダー

上品かつフレンチないちご大福。求肥好きだわあ。

◆ミニャルディーズ
・ホワイトチョコの入ったシュークリーム
・苺のマカロン
・スノーボール
・レモンのギモーヴ
・キャラメルのなんか

茶菓子も手を抜かない。スゴイ!

これでコース\5,500。トータル\7,800だったのでビールが\500とするとワインが一杯\900。
爆発的な費用対効果です。
また食材どころかアルコールも全て国産というこだわり様。
お値段的にも、バースデーサプライズしてくれる気軽さもあり、若い頃にこんなお店で初デートしたかった、そんなお店です。




Imparfaitフレンチ / 本町駅肥後橋駅淀屋橋駅
昼総合点★★★★ 4.0



食べログ グルメブログランキング