見たはずのインスタグラムの投稿が消えていたのは私が見たのは幻だったのかなんなのか。
で、先日行った琴椛さんも早々にランチ売り切れでそもそも飲食店不毛の地にて完全にランチ難民と化したいたいけな仔羊が赴きましたのはこちら「料理屋 庵」さん。
「昼のお食事セット」\1,760(税込み)をいただきました。
前菜は蛸となんかをどないかしたのと高野豆腐?な味のしない凍み豆腐みたいな。
とにかく味がしない。蛸の方はうっすらポン酢のような味がどこかにあるような気はするけど高野豆腐は水で炊いた?と思うぐらい。
お造りはアオリイカ、鯛、タイラギ。
烏賊はそもそもちゃんと切れてないので一塊で口に放り込むしかない始末。鯛もなんの鯛かわからんしさっきから接客のオバサンが何言ってるかわかんないボソボソ言ってくるしめんどくさそうに皿もガチャガチャ置いてガチャガチャ片付けるしそもそも持ってきた皿を持って突っ立ってこっちが皿を下げるってとても「ごゆっくりどうぞ」な合言葉には似つかわしくない態度。
で、ここで揚げ物(茄子、白身魚?赤ピーマン?)、ご飯、香の物が到着。
ん?とメニューを見返してみたが
やはり「焼き肴 or 黒毛和牛」との表記が。
「これなかったりしてね、もういいけどさ」なんて妻とヒソヒソやっていたのですが、
なんか来ました。ローストビーフサラダだそうです。
「or」とはなんぞや(笑)
味のしないローストビーフもどきと蟹の細~い脚の下にレタス2~3枚。
国産石臼挽き手打ミニざる蕎麦。
これは美味しかったですよ。蕎麦は(笑)
総じて感じることなんですが出汁を引いたものが見当たらないんですよね。
最初の高野豆腐は味がしないしご飯に味噌汁はつかないし天つゆもそばつゆも市販のもののような味なのでどうにも出汁を引いていないと思わざるを得ないし、結局すべてソースで味付けしているという、少なくとも日本料理では見たことのない展開。
「料理屋」さんと名乗られていますが、料理とはなんぞや。
私は少なくとも御代金をいただいて他人に提供する料理とはただの調理ではなく、「理を料る」ことだと思います。
久しぶりに「不味い」ではなくシンプルに「美味しくない」ものを食べました。
10年以上前に当地に移転される前に忘年会で伺った時があるのですが、接客の女性が今回と違って明るく素敵な接客をされる方だった記憶があるのですが、まぁそれはいいとしても、あの時感じた違和感。「なんか足りないなぁ」という感じ。今回で答え合わせができたような気がする。
こないだ「京料理 木村」さんで感じた「二次元から三次元に上がったような感覚」からすると「一次元な味」なんですかね。すごく薄っぺらいお味でございました。というか味がしませんでした。
移転するぐらいだから親の残した土地で家賃もかからないわけでもないと思うのに営業できているのはそれなりに需要があるのですかね。
やっぱ宴会需要なのかな。このご時世大変だろうと思うのですが、別に私に心配されたくもないですよねそうですね。
料理屋 庵 (居酒屋 / 茨木駅)
昼総合点★☆☆☆☆ 1.0