祗園にしかわ

以前から「祇園にし」と検索すると必ず連想で候補にでてくるこちら(笑)、漸く行ってきました。
こちらのご主人は「祇園さゝ木」で修行され、ミシュラン2ツ星、ゴエミヨ3トック、食べログスコア4.06(2023/6/11現在)と見事なスコアながら割合予約が取りやすく、一休やテーブルチェックなどからも予約でき非常にフレキシブルです。

祗園は祇園ですが高台寺下にあるこの玄関を入って

奥まで路地(ろーじ)を入っていくと

お店があります。
かつっては誰かのお宅だったのでしょうか。

カウンター11席に個室は座敷とテーブル席各1室。
カウンターから奥の焼き場まで見え、更に大将の軽快なトークで料理を待つ間も飽きさせません。

・食前酒 柚子酒
こんな木札が置いてあったので写真撮らなかったのですが他のお客様が映り込まなければ大丈夫だそうです。
なんか「ゴリゴリの一眼レフとかタブレットとかは勘弁(笑)」みたいに冗談めかして仰っておられました。



ドリンクメニュー置いときます。
べらぼうに酒が高い。

●アサヒプレミアム熟撰(生ビール) 375ml \1,200
やっぱり総じてお酒がお高めですね。ですが器が錫で実に美味しい。

◆先付 アメーラトマト、蓴菜、京都の田辺茄子に胡麻のソースをかけて。上にはうすい豆。
写真を撮り忘れましたがうっすら上に映っている兜を模したものを上にかぶせて供されます。隣の外国人の方は「Wao!」な反応でした。
夏らしい味わいで舌触りが非常にいいですね。胡麻のソースが素晴らしく美味い。

◆椀物

鯛のにゅうめん
胃に優しい。出汁がしっかり目で酒吞みにはうれしい仕様。

◆向付
鯵のなめろう
お造りではなくなめろう。美味しいし酒もすすむけど、「京都で京料理❤」とか思って来た観光客からすると少し肩透かしかも。1万円以上するコースですしねぇ。

てなワケで日本酒にスイッチ。
こちらも錫で供され、お猪口は選ばせてもらえるタイプです。

●楽器正宗 純醸 純米酒

◆焼物
京都平井牛のローストビーフ
付け合わせは裏漉ししたマッシュポテト、ヤングコーン、そら豆
もちろん美味しいですがこれはもう少しポーション欲しかったかなぁ。

◆八寸
・鯖寿司
・もずく酢
・わらびとお揚げのおひたし
・長芋豆腐
・タコの出汁浸し
祗園にしかわさんのシグニチャーはやはり持ち帰りもできる鯖寿司でしょう。ただまぁそれ以外が若干弱いかもしれない。凡庸と言ってもいいかもしれない。

●白嶺 Vivid 青 純米吟醸 無濾過原酒

◆煮物
伝助穴子の柳川鍋 和歌山の 青山椒。
これ実に美味しかったねぇ。やっぱここは出汁が美味しい。

◆お食事
まずはにえばな。と赤出汁の具はなめこと豆腐。漬物は大根、すぐき、壬生菜。
まぁ普通です。

◆うすい豆 混ぜご飯 豆の皮で炊き込み、豆は後混ぜで。
やっぱ出汁の取り方なんだろうなぁ、美味しい。

◆甘味 みかんブルーベリー ブルーベリーのシャーベット
◆水菓子 わらび餅
◆お抹茶

お昼のコース \12,650。
ビールが\1,200でお会計は\18,370ですので日本酒は一合\2,000~とのことでしたが差し引き二合で\4,520。
わかっていたことではありますがやはりお酒がべらぼうに高い。祗園だからと言ってしまえばそうなのですが「また夜に来たいなぁ」とはちょっとならないですねぇ。
横におられた外国人の方はずっと日本茶を頼まれていましたがあれもあの量で\1,700かぁ…という感じでノンアルもお高いという逃げ道のなさ(苦笑)
食材的にも普通でランチにしては少々お高い。夜は\33,000って…どうにもやはり「さゝ木」系列とは相性が合わないかなぁという答え合わせをしたような日でございました😅




祇園 にしかわ日本料理 / 祇園四条駅清水五条駅京都河原町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.4




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