2020晩夏 まほろば寧楽の旅 Day3-④ 奈良 而今

さてと夕食はこれぞ今回のメイン中のメイン。
というかここへ来たいから奈良に来たんだった。

奈良はきたまちにある「而今(にこん)」さんです。
食べログ奈良県ダントツNo.1の名店でございますな。

古都奈良で独創的な懐石料理を|奈良 而今(NARA NIKON)

いろいろと美しい。

予約は18:00だったんですがタクシーに乗ると思った以上に近く(笑)、20分前ぐらいに着いてしまったのですが既に打ち水もされているしおずおずと覗いてみると快く入れて戴きました。

こんなとこにも店名入り。
夜のコースはおまかせ\13,000+サービス料5%+税ですから\14,950/人です。
ま、それ以上に呑むんですけどね🍶


お酒のメニューはこんな感じ。
その他にも日本酒はいろいろとその時々のおすすめがあります。



今回、カウンターは予約が取れず個室で。
個室の設えも素敵。

ビールは生は一番搾りで瓶は赤星。
赤星を戴きました。

折敷は何の変哲もないかな。

◆食前酒
・紫蘇のお酒

◆前菜
・車海老と無花果
柳生の方で採れた軟白ずいきとミズの実 胡麻ソース 柚子を入れたジュレ

お酒は播州一献、磯自慢、篠峯、出雲富士、春鹿を2合づつ。
店名に敬意を表して好きな而今(じこん)を頼んだのですがあえなく売り切れ(;^ω^)




◆煮物椀


・鱧と松茸 柚子 梅肉

◆お造り
・明石鯛
間に塩昆布 菊の花をあしらって

・雲丹と剣先烏賊
バラ海苔と山葵

◆お凌ぎ

・赤飯

◆お寿司🍣
・鮪と鯖寿司

◆八寸

・南瓜と蛸のやわらか煮
蛸の上には芥子をとめてあります

・帆立
金時草を和えたお出汁

・鱧と胡瓜のうざく

・月に見立てた丸十のレモン煮
・厚焼きの玉子
・枝豆
・鱧の子のチーズ蒸し
・鴨ロース

◆焼物
・白甘鯛 鱗三笠揚げ
新銀杏 菊の花を散らした出汁。甘鯛の骨を炙って出汁を引いているか?に鰹と昆布かな?な出汁。

◆強肴
・大和牛
焼き茄子のソース 芽葱と生姜


玉蜀黍の摺り流しと蓴菜 柚子 玉子豆腐

◆御飯

・富雄のヒノヒカリで筋子ごはん

◆香の物


おかわりはじゃこごはん


◆水菓子
桃の水羊羹 シャインマスカットと巨峰

こちらもお薄で〆。

爪楊枝はこちらも極細。

これだけ呑んで喰って\45,540。
お食事代が\29,900で税サ抜くとお酒で\13,600だからビール抜いて\12,800。
一升呑んでこれだから安いですね。

驚いたのは筋子ごはん。
いや私、いくらとかいちばん苦手というか食べれないんです。魚卵全般ですが。
少なくとも美味しいとは思わない。のにこちらの筋子ごはんは本当に美味しかった。
いけない。雲丹に続いて目覚めてしまうかもしれない。
もう痛風がヤバイ(笑)

あとは鯖寿司がメチャクチャ美味しかった😋
なんだろう旨味爆発ですねぇ。青魚嫌いなウチの奥様も「絶品!」と仰ってましたから相当でしょう。

ただあとは期待が大きすぎたのか凡庸でしたかしら。
あと、店主はカウンターで大盛り上がりの声が筒抜けなんですが(おかげで料理の説明をお弟子さんが間違われていても自己訂正できましたがw)、どうにも個室はちょっと下みたいな扱い(お弟子さんに「君はこっち手伝って個室はあいつにやらせとけ」的な発言とか)で、実際にカウンターのお客様はウチより先に帰られていたのですが、個室には一度もご挨拶があるでもないです。というか帰るときには既にいらっしゃらず。
別に客に挨拶しろとか愛想よくしろとか思いませんが、あからさまに軽視されるのは愉快ではないですね。

あと味的なことでいうと全体的に王道的というかシンプルな薄味の日本料理でお酒にはお昼の「おか田」さんの方が合いそう。
もちろん美味しいのは間違いないのですが、このあたりはただの個人的な嗜好でしょうね。
しかして驚きを与えてくれたのも事実。やはりポテンシャルは半端ではないなぁと感じる次第であります。




奈良 而今懐石・会席料理 / 近鉄奈良駅奈良駅
夜総合点★★★☆☆ 3.6



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