Rode

南海なんば駅から約30分、南海高野線から泉北高速鉄道に直接乗り入れで到着した和泉中央駅から更に徒歩7~8分でしょうか。
こちら「Rode」さんの阿部 巧茉オーナーシェフにおかれましては大阪市のホテルで4年間修業した後、東京の店舗立ち上げに抜擢。東京で2年間修業した後、コンラッド大阪のオープニングスタッフから携わり、シェフドパルティエとして4年間勤務。その後、地元・和泉市に戻り、2021年10月に「Rode」を開業。
ちなみにRode(ロド)とは、Bistro de (ビストロ・ド)〜 の後ろ二文字を取った造語で「まだ完成でない、途中の」という想いで常に美味しいものを追及しています。とのことです。

今年の「R-35」に於いて現在(R5/11/21現在)SILVER EGGに進出。
35歳以下の将来ある料理人のための大会で本年は335名が参加した中で一次審査を通過した50名にはBRONZE EGG、更に二次審査を通過した20名がSILVER EGG、更にファイナリストである6名に選ばれるとGOLD EGG、グランプリがRED EGG となり、RED EGGなど取ろうものなら瞬く間に日本中のフーディーから予約殺到し即座に予約困難店となります。
そうなっても予約させてくれるといいな(笑)

大阪南部の典型的なニュータウンである和泉中央ですのでランチともなるとほぼ来訪者の交通手段は自動車です。

これもそういう近郊都市によくある3軒ぐらい入れそうなテナント平屋というか。
歯医者とか入ってそうな建物です。


前菜1種メイン1種をチョイスするのが基本で\3,190。
メインを2種両方にすると\4,290。
モチロンメイン2種でお願いしました。

●名古屋赤味噌ラガー クラフトビール
思った以上に赤味噌。カルパッチョ頼んだので濃すぎたかしら?と心配しましたが杞憂に終わりました。

◆旬魚のカルパッチョ
和泉市産早生みかんとセロリ
すだちのクリーム

旬魚は愛媛の鯛。
セロリのパウダーが上から掛けられほんのりと風味が和泉産のみかんとマッチし、すだちのクリームと合わせて鯛と絡めると見事なマリアージュ。
鯛も非常に旨味が凝縮され、前菜から圧巻です。
非常に力強い味わいであり、従って濃い味わいの赤味噌クラフトビールにも負けない味覚でした。

●Sieur d'Arques Cuvée Lacustre Chardonnay

◆和泉市のさつまいものスープ
エスプレッソの泡
シチリアのオリーブオイル

これもシンプルそうに見えてさつまいもの味が非常に濃厚で、それをエスプレッソがうまく纏めている。いつまでも飲んでいたいスープで、秒殺でした。

バゲットも気前よくお代わり戴けます。


●Dom. des Cassagnoles Gros Manseng Sélection 2021

◆近海産 旬魚
和泉市産柚子と海老芋のフリット
白ワインソース

泉州の鰆は非常に絶妙な火入れでこれ以上ないぐらい芳しい香りで何より旨味が尋常ではない。こんなに美味しい鰆は初めて。
付け合わせの和泉市のほうれん草と海老芋はセモリナ粉のフリットも食感味覚ともに素晴らしい添い方でありこの鰆の付け合わせとしては濃いように思えそうな味なのだがしっかりとマッチしている。
つまりとても酒に合う。よくない(笑)

赤を戴きましたがこれはすぐにボトルを下げられてしまい銘柄よくわからず💦

◆宮崎県産 きなこ豚
和泉市産さつまいもと牛蒡
カボスのジャム

これもとても力強い味わいの肉で、脂もなかなかにスゴイのだけれどもスルスルと食べられる。
カボスのジャムがうまく味を調和させてバランスがとても良い。

●ホットコーヒー


◆ほうじ茶のブリュレ
とても丁寧に仕上げられ供される。
バスクチーズケーキも食べてみたいな今度。
































味の輪郭がクッキリしていて、旨味、香りの立て方が素晴らしい👍
シェフも仰っていましたか、大阪にてもローカルガストロノミーは成得るという好例。
和泉市の食材を多用しその魅力を伝導する。
メイン2種、クラフトビールにワイン3杯戴いて¥8.150。プリフィクスメニューだけなら¥4,290。
極めて尊い費用対効果です。
こういう良店に巡り会えるから地方は面白い🤣






Rodeビストロ / 和泉中央駅
昼総合点★★★★ 4.0




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