ミナミの料亭や割烹で15年間修業されたという大将の足立慎也さんはとても気さくな話しやすい方でとっても楽しくお食事できました。
開店当初はアラカルトをされていたりコロナ禍においては出汁巻きランチなどされていましたが現在はお昼は\6,000の1コース、夜\9,500と\13,500の2コース(税込みサ別)となります。
瓶ビールはサッポロ黒ラベル小瓶 \600。
ランチは\6,000コース一本。オーソドックスな折敷が裏切らない料理を期待させます。
季節の食材を記したメニューというか案内書きのようなもの。
夏らしい食材の目白押し。
◆長芋かん ウニ 枝豆 穂紫蘇 柚子
美しい器で供されるのは初っ端から雲丹。長芋羹と枝豆との歯触り舌触りのハーモニーが素晴らしく一気にかきこんでしまいました💦
◆花咲蟹 胡瓜 木の芽
お椀がまたいい。花咲蟹の真丈なんて美味いにきまってますがな。
◆お造りは甘手鰈と伊佐木
甘手鰈は真子鰈の関西での呼び方です。大分では城下鰈と呼ぶものですね。
伊佐木は炙ってありとてもいい香り。どちらも美味しかった証拠に早速日本酒頼んでますね(笑)
●千峰天青 夏 純米吟醸
アルコール度数低めでありながら香りと旨味がしっかりとした爽やかなまさに夏酒ですね。
◆八寸
・蔓紫
・蓴菜の茶碗蒸し
・ゴールドラッシュのかき揚げ
・フルーツトマトになんかのムースみたいなの載せてどないかこないかしたやつ
・鱧もなんかどないかこないかしてます
●フモトヰ 夏純吟
この後出てくる稚鮎のプレゼン。
実に涼しげで美味しそう😋
◆稚鮎の揚げたん
鴨茄子、新生姜、大根おろし、ばら海苔と和えて。
焼きもいいけどこれも実にいいですね。
●開華 純米吟醸-Lucky Swallow-
夏酒オンパレードで昼からすすみすぎますねぇ。実に良い。
◆ご飯もの
炊き込みご飯で供され、残った分はおにぎりにして持たせて戴きました。
ランチなのにすごい至れり尽くせり。
新生姜、じゃこ、 万願寺の炊き込みご飯。
どれも単品ではよく見るご飯と合いそうなものばかりですが、こういう組み合わせでは戴いたことがないかも。帰って食べたおにぎりも冷えてても美味でございました。
●百光 別誂|BYAKKO BESPOKE
他のお客様からの戴きもの、最後の一杯を分けてくださいました。庶民にはとても高貴な味でございました(笑)
◆水物
蕨餅もやはり涼しげでいい。
〆て¥11,000。コース\6,000にビール\600ですから日本酒は\1,300~\1,400/合くらいでした(メニューに価格の記載あり)。
私が呑みすぎなだけでこれは非常に尊い費用対効果。
ようやく来ました「新町あだち」さん。
もっと早く来るべきだった。とっても美味しいです😋
料理の輪郭がくっきり感じられるキリッとしたお味。
またとってもお酒がすすむお味と、出されるタイミング。とっても心地よい空間で、夜に来たら酔い潰れて帰れないかもしれない(笑)
だがしかし、夜こそ真骨頂だと思うので改めて夜に伺いたいと思います。オススメです。
新町あだち (日本料理 / 西長堀駅、西大橋駅、阿波座駅)
昼総合点★★★★☆ 4.1