香美脆味で和気藹々なこの上なく巧みな極上日本料理|祇園にし



このご時節だからでしょうか、ふと思いついて電話してみたら当週で予約がとれちゃってずっと憧れていたこちらへ、やって参りました。

ディナーは\15,000か\12,000のコース。
無論\15,000でお願いしました。

祇園にし|GION NISHI

折敷も美しく。

ビールは生も瓶もアサヒスーパードライ。

◆先付
・飯蛸、赤貝、宍道湖の白魚、ホワイトアスパラ 旨味ジュレ掛け

もうここで今宵は間違いなく最高の夕餉であると確信。
飯蛸の信じられない柔らかさ、白魚の解けるかどうかの絶妙な食感。
あと赤貝でこんなに滋味深さを感じたのは初めて。
ホワイトアスパラも含めてすべてが実に絶妙な加減。

そりゃ進みますわな(笑)
まずは田酒の特別純米山廃仕込。

オサレにワイングラスで供されます。

◆椀物
しっかりと濡れ椀でございますわねモチロン。

・知床のキンキ、筍、若布

優しい。ひたすらに優しい。
引き算の最終点のような味わいなのですがそれはおそらくキンキの力強さをより引き立てるためなのではないかと、とかよくわからんクセに偉そうに言ってみる。自信はない(笑)

而今 純米吟醸 山田錦 無濾過生

◆造里
・障泥烏賊と車海老の湯霜造り、雲丹和え

お造り、こんな仕立てで出てきますか。
障泥烏賊と車海老どちらも湯霜造り?ってぐらいほぼ生なのですがそれにこれでもかってぐらい雲丹がネットリとたっぷりと。
いやぁ~ヤヴァイヤヴァイ。

而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生
(奥にしれっと美人女将を見切れさせてみたw)

・明石の天然鯛の薄造り 鯛白子ポン酢和え

これ参ったなぁ~。
この鯛の白子、和えてあるポン酢とのバランスがものすごくてもう旨味の塊。
鯛の薄造りより白子が主役のような。
っていうか残った白子でメチャメチャ酒が進み過ぎてかなりヤヴァイ。

澤屋まつもと 純米吟醸 守破離 雄町

十九 (純米酒) Il Cumulonembo (※純米酒ですが、特定名称酒表示はしておりませんので括弧つきで)

"Il Cumulonembo" とはイタリア語で「入道雲」という意味らしい。
読み方を聞いたら大将が女将に「発音してみ~な」って仲えぇのう。
で、iPadで調べて、照れながら発音してみる女将。(゚∀゚)ノ キュンキュン!

◆八寸
・ノドグロ幽庵焼
・のれそれ
・蛍烏賊
・独活と筍の木の芽和え
・空豆クリーミチーズ挟み
・八幡巻

もう既にいつもの酒倍速化が始まってるのにここで八寸とか酒呑み殺し!(褒め言葉)
どれもこれも歯ごたえ、食感、味わいとすべてがほんと驚くほどの絶妙なバランス。
蛍烏賊もモチロンしっかりとした処理されていて見た目の普通さとは全く違う極上の味わいだし、空豆とクリームチーズ・・・言い出すとキリがないな。なにせすべて「これが至上」というべき調理だと思います。

播州一献 無濾過 純米 超辛口

羽根屋 純吟 煌火(きらび) 生原酒

◆ミニ海鮮丼
・本鮪のトロ、根室の雲丹にキャビアのせ。ご飯は酢飯。

トロに雲丹にキャビアって。
そりゃもう極上に決まっちゃってるじゃないの。
今宵も痛風のことは傍らに置いておきます(笑)

日高見 純米吟醸 弥助 芳醇辛口

◆強肴?
・鹿児島牛A5ランクロースのすき焼き風

関西風に牛を焼いてからなんですがもう一瞬の焼きでレアに仕上げてます。
ほんの二口ぐらいなんだけど、この「もうちょっと欲しい」ぐらいがちょうどいいんですよね。
これも抜群に美味いです。
京都人はお肉大好きどすからな~(^^♪

上喜元 純米吟醸 超辛

いつまでも呑んではらんとおぶうでもどうぞ。

さて来ましたえ。

どーん!

◆御飯
・蛤と香住の蟹の炊き込みご飯

ここに来たのは美味い炊き込みご飯が食べたかったのもある(先の北海道の宿がどこも白ご飯ばっかりだったのもある)。
に、してもなんじゃこりゃ美味すぎだろ。
蛤と蟹という、この微妙な季節でないと出逢わない両巨頭が絶妙(何回「絶妙」って言うのよw)なハーモニー。
腹はち切れそうだったのに美味すぎておかわりしちゃったので腹はち切れた(笑)

香の物もすべて一工夫してあって最後まで手を抜かない。

美人がよそってくれるとまた2段階ぐらい美味くなってもうリミッターカットやね。

こんなんもう贅沢すぎますやん。

◆余興
・牛テールカレー
出汁から身からすべてテールで仕込まれた、女将曰く「大将が一年に一回ぐらい急につくらはりますねん」というカレー。
お隣の常連さん用に仕込まれたようですが余ったものを少しだけご相伴にあずかりました。
料理上手い人ってホント、カレー作っても美味いっすよね。
瞬速で胃に行っちゃいました(笑)

◆デザート
・イチゴのムースのプリン

大将の西隼平氏はパティスリの勉強もされたという。
だからというか、ホント最後まですべてが絶妙に美味い。
デザートまでこんなに美味しい和食屋さんは初めてだ。




珈琲はエルメスの器かなたぶん。
こういうのも楽しいところですよね。

奥さんは賢明におかわりしなかったので余った炊き込みご飯をおにぎりにしておもたせいただきました。
最後までパーフェクトだわ...・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

----------------------------------------------------------------------------------------------

店主の西隼平氏、「日本料理 とくを」さんで和食を4年間修業され、さらにイタリア料理店でも働き、ソムリエ資格を持ち、パティスリの勉強もされたという。
そのすべての経験が凝縮されたような本当にスゴイものを戴きました。

それに加えて大将も女将もイケメン美女でその上朗らかに場を盛り上げてくださる気安さ。
味だけではない、「居」も素晴らしいんですよね。

だからでしょう、迷いなく次回の予約を入れてしまいました。
一年中折々の料理をすべて楽しんでみたい、とここまで思ったお店は近いということもありますが初めて。
今後、定点観測と相成りました(笑)
「また逢いたい」と思うものがここにはあります。

あ、料金ですがコース\15,000×2+消費税+サービス料10%で\36,000。
酒呑みまくって\56,040。
日本酒は半合の提供という話だがもう少しあると思う。
だから而今なんて\2,000と\1,000とか記載されていたが思っていた以上に安く感じた。

美味しくて楽しい京料理食べたいんやったら悩まんとここに来なはれ。





祇園 にし懐石・会席料理 / 祇園四条駅京都河原町駅東山駅
夜総合点★★★★★ 5.0



食べログ グルメブログランキング